ハッピーバーズデー / 青木和雄 | [A] Across The Universe

ハッピーバーズデー / 青木和雄

娘のために買った本。
気になって読み始めてみると止まらなくなった。
この本は児童向けテキストとして秀逸であることのみならず、物語としても良く出来ている。

「生まれてこなければ良かった」と実の親から言われた子供はどうなるか。
いじめに対応するにはどうするか。
障害のある子供への接し方。
児童が直面する可能性の高い事例を物語とし、その理想的な対応方法を綴ってみせる。
大人が読んでも耐えうるのは、子供の視線、感情を限りなく正確に著者が代弁しているからに他ならない。
特に子供を持つ親であれば、虐待、いじめの部分は感情移入せずにいられなくなる。

小学校校長、教育カウンセラーを歴任している著者だからこそ書くことができた本だろう。

小学生、小学生の子を持つ親は是非読んでいただきだい。
いわゆる感動系を期待して読む方にはお勧めできない。
これは物語の体裁を借りた「テキスト」だからである。





青木 和雄, 加藤 美紀
ハッピーバースデー―命かがやく瞬間




こちらは未読だが、同じ内容を親の視線から書かれたもの。


青木 和雄, 吉富 多美
ハッピーバースデー