格物致知 | [A] Across The Universe

格物致知

何度もこのblogで触れているが、私の愛読誌である月刊致知
この「致知」は広告を打たないことでも有名だ。

しかし、今日朝起きて寝ぼけ眼でいつものごとく日経を繰り始めると、なんと「月刊到知」の一面広告が出ているではないか。
どうやらこの広告は日経のみで他の全国紙には出ていないようだ。
一人でも多くの人に、この「致知」を読んでいただきたいと常々思っていたが、これで益々読者が増えるだろう。うれしいことこの上ない。
一般全国紙ではなく、日経にのみ広告を出すところもまた「致知」らしいではないか。

「致知」とは中国の古典「大学」の格物致知からとられた言葉であり、「本物の知識は、体験を通して得られる」との意味である。
到知には毎回様々な方が登場し、体験・経験され、学ばれたことを語っておられる。
一冊で何本もの講演会、セミナーに参加するのに匹敵する価値がある内容だと思っている。



話は変わる。
昨日、NHK「プライム10」に辰巳芳子さんが出演されていた。
辰巳さんはいわゆる「いのちのスープ」を手間ひまかけて作る方である。
普通であれば私が辰巳さんを存じ上げる可能性は非常に低い。
しかし、辰巳さんを知ったのも、「致知」の本年2月号に登場されていたからだ。
残念ながら番組全てを見ることが出来なかったが、想像していたより凛とした厳しさが印象的な方だった。
番組をご覧になった方であれば想像できるだろうが、「致知」2月号、「一貫(いちつらぬく)」というテーマから辰巳さんの言葉を少しご紹介する。


・食べ物というのは、命と呼応する食べ方をしなきゃダメだけれども、呼応しているかどうかを察知するアンテナみたいなものが、いまの人は弱ってしまっています。やっぱりジャンクフードのようなものばかり食べて心のアンテナがを迷わせると、感度が鈍るんじゃないかしらね。

・大事なことは、最小限度の油で野菜全体にどのくらいの影響を与えていかれるかということ。それを心掛けるから、どんな病気の人にも安心してスープを飲ませられるんです。(中略)結局私が説いているのは、野菜選び方と調理法だけなんです。その代わり鍋の蓋の裏についた露まで鍋の中に落とすんです。熱を加えて甘い味に変わってきた時の蒸気は、美味しいに決まってますからね。



あの「味の素」が辰巳さんのスープを分析したところ、加熱することによって当然消えてしまう成分が、辰巳さんのが作るスープには残っていて驚愕したとのこと。

致知を読むことにより広がり、さらに深まって行く人生。
うれしい限りである。

男親ながら、辰巳先生のスープを覚えて娘に飲ませてあげたいと思っている。