人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし | [A] Across The Universe

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし

2週間ほど前になるが、初めて日光に行ってきた。
北海道出身の私は修学旅行での縁もなく、これまで一度も訪れたことがなかった日光。
東照宮にも興味はなく、紅葉にも今ひとつ興味がわかず。しかし、年を重ねるにつれて詫び寂びが理解できるようになってきたのか、綺麗な紅葉が見たくなった。そして、それほど好きではなかった家康のことを理解できるようになり、東照宮にお参りもしたくなったのだ。信長や秀吉のようなカリスマ性ではなく、60年も天下を取るためにひたすら我慢し耐えた男。そんな姿がサラリーマンにはお手本に見えてくる。

3週間前の日光はまだ紅葉には早く、冬の前の穏やかな暖かさが残る良い気候だった。
一日目は東照宮を訪れる。
想像以上の豪華絢爛さに言葉を失う。
ひとつひとつ、隅々まで心をこめて彫られた彫刻の数々。
徳川時代がどれほどのものであったのか、想像することが出来る。

日光

300年間もの間、争いなく続いた江戸時代。
その礎を築いた方に相応しい墓所が東照宮である。
外国の方の観光客が非常に多く、まさに日本文化を感じるに最適な場所でもある。

二日目は早めに宿を出ていろは坂を上る。
途中までは快調だったが、5合目あたり渋滞にハマる。
このあたりから紅葉が美しくなる。
天気は曇り気味ながら、渋滞のおかげでゆっくり紅葉を楽しむことが出来る。
渋滞にハマりながらも、中禅寺湖にはお昼に到着。

一通り紅葉を楽しみ、帰りは渋滞を避けて金精峠、関越経由で都内を目指す。
が、関越が4カ所も事故のため渋滞。
4時間の予定が倍の8時間。

家康公のお言葉を思い出す。

「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし」
天下を獲り、その後300年も安泰だった時代を築いたお方の言葉。

我々も重き荷を負うて遠き道を行くがごとく、耐えなければならぬということだ。