集中力 / 谷川浩司
実力、人気共に羽生さんと並ぶ人気棋士谷川浩司。
「集中力」という本のタイトルが目にとまり手にとった。
棋士が書いた本といえば、升田名人の「勝負」を読んだが、今回谷川さんの本を読み、当たり前のことだが棋士も普通の人間なのだと感銘。
好きなことをやっているから集中力があるのだと。
子どもが勉強している際に「もっと集中しなさい」と注意するのはナンセンスなのだ。それが証拠に好きなマンガ、ゲームをやっている際には頼まれなくても集中し、こちらの声が聞こえないほどの集中力。なんとか勉強を楽しむ方法を考えるほうが先決である。
「どうすれば、将棋が強くなれますか?」とはもっともよく聞かれる質問である。
実はこの質問には肝心な言葉が隠されている。それは「努力しないで」という言葉である。つまり、「どうすれば努力しないで強くなれますか」と聞きたいのだ。
プロ棋士が、どんなに負けてもチャレンジできる強さを持っているのは、スタート時から一つ一つをやり遂げたという自信が、次の段階の集中力の下地になって積み重なっているからである。
・・・・棋士というのは世の中で絶対に必要な職業ではないのだ。たとえば、戦争が起こったり、大震災が起こった時には、困っている人を直接助けることはできない。阪神淡路大震災を経験して、私自身、自分が役に立たない、無用な人間であることを思い知らされたのである。将棋を指すことで、間接的に人々に勇気を与えたり、楽しんでもらうことはできても、同じ場所にいて被災した人々には直接何もできなかったのだ。社会に対して、人間に対して、棋士は謙虚な姿勢を持ち、育んでいくことで勝負に対する考え方、思いも変わり、責任を自覚することから勝負への気力も充実してくるのである。
名棋士は人格も備わっていると言うことがよくわかる。
「集中力」という本のタイトルが目にとまり手にとった。
棋士が書いた本といえば、升田名人の「勝負」を読んだが、今回谷川さんの本を読み、当たり前のことだが棋士も普通の人間なのだと感銘。
好きなことをやっているから集中力があるのだと。
子どもが勉強している際に「もっと集中しなさい」と注意するのはナンセンスなのだ。それが証拠に好きなマンガ、ゲームをやっている際には頼まれなくても集中し、こちらの声が聞こえないほどの集中力。なんとか勉強を楽しむ方法を考えるほうが先決である。
「どうすれば、将棋が強くなれますか?」とはもっともよく聞かれる質問である。
実はこの質問には肝心な言葉が隠されている。それは「努力しないで」という言葉である。つまり、「どうすれば努力しないで強くなれますか」と聞きたいのだ。
プロ棋士が、どんなに負けてもチャレンジできる強さを持っているのは、スタート時から一つ一つをやり遂げたという自信が、次の段階の集中力の下地になって積み重なっているからである。
・・・・棋士というのは世の中で絶対に必要な職業ではないのだ。たとえば、戦争が起こったり、大震災が起こった時には、困っている人を直接助けることはできない。阪神淡路大震災を経験して、私自身、自分が役に立たない、無用な人間であることを思い知らされたのである。将棋を指すことで、間接的に人々に勇気を与えたり、楽しんでもらうことはできても、同じ場所にいて被災した人々には直接何もできなかったのだ。社会に対して、人間に対して、棋士は謙虚な姿勢を持ち、育んでいくことで勝負に対する考え方、思いも変わり、責任を自覚することから勝負への気力も充実してくるのである。
名棋士は人格も備わっていると言うことがよくわかる。
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