知と徳 | [A] Across The Universe

知と徳

教育基本法改正の流れの中で、昨今取りざたされているのが「知」と「徳」。
近代教育では「知」ばかりで「徳」の教育が忘れられてきた、と。
それは学校教育だけではなく、家庭教育、いわゆる「しつけ」のレベルから始めなければならない問題だ。

若者が人前で化粧する、電車で地べたに座る、などと言う事例を挙げる報道を見る。
確かにその通り。
ひどい時代になったと思う。
でも、そのような目立つ事例ではなくても、私が感じる「乱れ」はこのような些細なことからなのだ。


あくび


昨日も仕事で疲れ果て、ぐったりしながら混雑する帰りの電車の扉の前で本を開く。
読むスピードも幾分ゆったりしながら、一週間の疲れを感じつつ、明日の休日に喜びを感じつつふと隣に視線を投げる。
20代前半であろう、見目麗しき乙女が車窓の外を眺めている。
綺麗な方だ、と思った束の間。
その人が口に手も添えず大あくびをしたのだ。
両手に荷物はない。
なぜに口に手を添えない?

なぜ人前で喉の奥まで晒すことができるのだ。
うら若き女性が人前で喉の奥まで見せてする「あくび」。

私はこれが減ると、少しは日本人の道徳観が改善すると思っている。

これは学校教育でどうなるものでもないと思う。
「国家の品格」がベストセラーになっているのは、このような状態を好ましく思っていない方がたくさんいらっしゃるということだ。

森信三先生はおっしゃっている。
しつけとは、
・挨拶をきちんとする。
・靴をそろえる。
・返事をきちんとする。
これだけできれば十分であると。


おそらく、この基本ができていない若者が増えているということだ。