7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー | [A] Across The Universe

7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー

言わずと知れた成功哲学本の大ベストセラー。
日本だけでも100万部突破。
実は10年近く前の発刊当初に買ったことがある。そして始めの100ページも読まずに、ブックオフに売ってしまった。なんてことをしたのだろう。当時はこの本が言わんとしている意味が今ひとつ理解できなかった。

そして、再び買ってしまった。

前よりはかなり内容を理解できるようになっていた。
7つの習慣を用いて、原理・原則中心の生き方をしよう!
かかれている内容はすべてごもっとも。
海外の成功本に良くある事例が豊富で、説得力も増す。
でもなぜか腹の底から理解できた感じがしないのだ。
本は出会うタイミングによって色々な顔を見せるものだ。
しばらく本棚で休んでもらって、数年後また再会するときには力強い握手ができるかもしれない。


「パラダイム転換」の部分に載っていた実際にあった話が面白かった。


訓練艦隊に属する二隻の戦艦が、悪天候の中、軍事演習のため数日間にわたり後悔を続けていた。私は先頭を行く戦艦のブリッジで夕暮れを迎えた。視界が悪く断片的に霧がかかっていたため、館長もブリッジに残り、状況を見守っていた。
暗くなってから、間もなく、ブリッジの見張りが次のように報告した。
「艦首の右舷側の進路に光が見えます」
「停止しているのか、船尾の方向に動いているのか」
と艦長。
見張りの答えは、
「停止しています、艦長」
つまり、その船はこちらの進路上にあり、衝突の危険があるということだった。
艦長は信号手に命じた。
「その船に対し、信号を出せ。衝突の危険があるため、二十度進路を変更せよ、と」
相手からの信号が帰ってきた。
「そちらの方が二十度進路を変えるよう助言する」
艦長は再び命令した。
「信号を送れ。私は艦長だ。二十度進路を変えるように」
すると、
「こちらは二等水兵だ。そちらの方こそ二十度進路を変えるように命令する」
と返事が返ってきた。
艦長は怒り出し、
「信号を送れ。こちらは戦艦だ。二十度進路を変えろ」
と叫んだ。
点滅する信号が帰ってきた。
「こちらは灯台である」
我々は進路を変えた。

スティーブン・R. コヴィー, ジェームス スキナー, Stephen R. Covey, 川西 茂
7つの習慣―成功には原則があった!