花一文 / 日本橋室町 | [A] Across The Universe

花一文 / 日本橋室町

週に2回は昼飯に行く、究極の立ち食いそば屋「そばよし」。

今日もあの「しらす丼セット」を食べる気マンマンで行くと、いつもより大行列。

なんだか最近妙に混んでると思ったら日経トレンディで紹介されてしまったらしい。

しばらくは近寄れないかもしれない。


そんなことで、行ってみたいと思いつつ一度も行ったことがない「花一文」へ。

今まで「花一文」に行けなかった理由?

それは、この店の並びには、この界隈ではここにしかない風俗店があったのだ。それもちょっとした小路になっているため、そんなところから出てくるところを会社の連中に見られでもしたら、変な誤解を呼ぶに違いない。いや、絶対誤解される。

と思って近寄れなかったが、どうやらその風俗店は閉店したらしく(ネオンがない)、初訪問。




もっと早く行っておけばよかった。


店構えは、そのまま木造のかなーり古い民家。

メニューは焼き魚、刺身、煮魚の定食だけ、¥1,000均一。

引き戸を開けると、くの字型カウンターに、古い木の椅子が10脚ほど。席はそれだけでテーブルはない。

座面には白い布がかかっていて、古風な雰囲気を醸し出す。

カウンターの内側には板さんが一人。接客はおばあさんとお姉さんの二人。

どうも客はみんな常連っぽい。

板さんが切っている、ひらめの昆布〆がうまそうなので、刺身定食にしてみる。


出てきた刺身はこれだよ。


花一文


鯛、かんぱち、ひらめ昆布〆、初鰹。

見た目も美しいが、食べてもすごい。

これで¥1,000なんて信じられないクオリティ。

このほかに小鉢3皿、味噌汁、ご飯。


ひらめの昆布〆もしっかり仕事がされており、ちゃんと「えんがわ」もついてる。

初鰹も厚いのが3切れもあり、脂ののりは走りだけに少ないが、うまさがジワーッと口に広がる。

ご飯ではなく、日本酒を飲みたくなる。


素晴らしい。



味噌汁には皮付きのじゃがいも、漬物は自家製。

文句の付け所なし。

焼き魚と煮魚はどれだけうまいのだろう。

居合わせた客はみな刺身定食ばかりだったので、次回試してみよう。



ちなみに、ここの刺身は客によって内容が違うのだ。

他の客は「とり貝」がついていたし、また他の客は「飛び魚」がついていたし、また他の客には「鰹のたたき」がついていた。

刺身の種類は板さんが客を見て決めるのだろうか。

目の前で盛り付けられていく様子を見ながら、楽しむのもまた結構。