道は開ける / D・カーネギー
D・カーネギーの「人を動かす」と並び賞される「道は開ける」を再読。
原題は「How to Stop Worrying and Start Living」。
原題を読むと明らかだが、「悩み」を持つ人への対処法を数多く掲載しているのが本書である。
最初に、最大の成果を得るための9か条がある。
要約すると
第一条、本書から真剣に学んで欲しい。
第二条、各章をまず速読し、その後もう一度精読せよ。
第三条、時には中断して内容について考えろ。自問しろ。
第四条、赤鉛筆を手にしながら、重要部分には線を引け。
第五条、無意識に使えるように何度も読み返せ。
第六条、本書に基づいて行動しろ。
第七条、本書の原則に違反した場合、家族に罰金を払え。
第八条、週に一度は自己分析せよ。
第九条。日記をつけろ。
これだけやれば、確かに内容はすっかり頭に入るだろう。そして、悩みについて他人にアドバイスできるようになるかもしれない。
巻末には悩みを克服した31の実例が紹介されている。ロックフェラー等の有名人から、一般の方の体験談まであり、これがなかなかためになる。
「人に動かす」を再読した際もそうだったが、「道は開ける」も内容をすっかり忘れている。この本ももっと頻繁に読まなければならない。
たった一つ、
現在、私が無意識に実践できているカーネギーのアドバイスがあった。
第二章、「悩みを解決するための魔術的公式」のアドバイスである。
1.「起こりえる最悪の事態とは何か」を自問すること。
2.やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
3.それから落ち着いて最悪状態を好転させる努力をすること。
私は、悩みごと、心配ごとについて、いつも最悪の結果とは何かを考える。そしてその最悪の結果から対応策を考え始める癖がついている。
すっかり忘れていたが、この考え方は「道は開ける」からのものだったのだ。
驚いた。無意識に取り入れていたのだ。
この最悪の結果を想定することで、いったん地面に足を着くことが出来る。そこから力をこめてジャンプすることが出来る。悩んでいるままでは、思いは落ちていくばかりで、とどまる所を知らない。この考え方は非常に役に立っている。
他のアドバイスも無意識に取り入れられるよう、今後も再読あるのみ。
- デール カーネギー, Dale Carnegie, 香山 晶
- 道は開ける 新装版