野村ノート / 野村克也 | [A] Across The Universe

野村ノート / 野村克也

正月のデパートの初売り。
福袋を買うわけではないのだが、私以外の家人は華やかな雰囲気を味わいたいのか、例年家族で繰り出す。
妻と娘はもちろん服を買いに。私も一応服を見に行くのだが、結局面倒になってCD屋か本屋でブラブラする。そこで、見つけた本。

正直、私の中で野村=グチグチのイメージが激しく出来上がっており、最初は買うつもりなど端からなかったのだが、理論部分を立ち読みし始めるとこれがさすがに面白い。結局買ってしまって、その後の数時間で読了。今年のペナントレースはこれまでよりも数倍楽しめそうだ。打者のタイプ、投手の配球など、さすがに納得。これで楽天の来年の野球のやり方が半分以上は理解できる。と言っても、自分は根っからの巨人ファンだから交流戦でしか見ないと思うが。

野村氏は、投手では巨人の上原を一番評価している。
打者ではイチロー、松井が天才だと。

その一方で、指揮官として全く力を発揮できなかった阪神の選手に対してはボロクソ。特に今岡、井川。番外では清原も。これだけ実績があり、これからも楽天の指揮をとる方がこんなこと書いてはいけない。自分でも野球人の前に人間としての教育が必要だと言っているが、これでは説得力がないではないか。

ID野球は、指揮官として行うことには全く異論なし。しかし、野球界全体がデータ中心に回るべきだとの考えは、どうなのか。強くなければ戦う意味がないのは当然だが、80-90年代の管理野球といわれた森監督下の西武は常勝でも「つまらない」野球だった。要はバランスなのだろうが、その均衡点が難しいところだ。

フィリップ・マーロウではないが
強くなければ野球をやれない、面白くなければ野球をやる意味がない、とでもなるか。
ま、ノムさんのグチも含めて野球好きには楽しめる内容盛りだくさん。


今年の4番はやはり由伸かな。ロッテから小坂が来たのもすごく楽しみ。

野村 克也
野村ノート