レストラン桂@三越前 | [A] Across The Universe

レストラン桂@三越前

牡蠣のおいしさが本当にわかるようになったのは、ここ数年のことだ。
北海道の牡蠣の名産地の近くにいながら、かつ、知り合いの漁師さんが取れたての牡蠣を魚箱一杯に持ってきてくれるような恵まれた環境に育ちながら、どうしてもあの味だけは苦手だった。ひとつだけ食べられた調理法は、焼き牡蠣。殻のままガスレンジでガンガン焼く→親父がマイナスドライバーで殻をこじ開ける→レモン汁をぶっ掛ける→そのまま食う。天然の塩味が程よく、レモンの酸味が臭みを消してめちゃウマだった。

そんな私もこのごろは牡蠣が大好きになり、「牡蠣って本当に海のミルクだよな」と実感している。ただし、新鮮じゃないのは口に入れた瞬間にわかってしまい、飲み込むのが大変だ。

三越前にある昔ながらの洋食屋さんの雰囲気、「レストラン桂」。
ここのかきフライは宮城・松島産の新鮮で大きな牡蠣を使っている。



写真でもうまく伝わらないが、ひとつひとつのフライがかなり大きい。それを口に運ぶと、まずふわっとした柔らかな感覚、その後で濃厚な牡蠣のエキスが「じゅわー」とにじみ出てくる。まさに海のミルクを実感できる。自家製と思われるタルタルソースも牡蠣を引き立てる上品な味。とんかつ屋で出てくる「かきフライ」とは違うメニューみたいだ。
ここの店のクオリティを感じるのは、付け合せのキャベツの千切りの「パリッ」としていること。こんなにパリッとしているキャベツの千切りは他の店では経験できない。

かきフライ ¥1,250。