鼻から胃カメラ体験記
先日、生まれてはじめての胃カメラ(内視鏡検査)を受けてきた。
半日人間ドックのバリウム検査で「上部消化器、要精密検査(胃カメラ)」の結果が出てしまったのだ。おまけに書かなきゃいいのに、「辺縁不整、壁硬化」などと説明つき。
不整?硬化?もしかして・・・との不安からその後一週間ほどどんよりブルー。大げさながら、人生には終わりがあることをいきなりつきつけられたようで愕然とする。知っていることと、実感する事の違いはこれほど大きなものか。胃の症状は皆無だったにもかかわらず、なんとなく胃のあたりが重いような気がしてくるのが自分でもおかしかったりする。こんな風に自分を可笑しく思えるくらいならまだまだ大丈夫。もしそうであったとしても早期発見早期治療で現在はほとんど治る!と前向きに捉えて、病院探し。
同僚や知り合いに聞いてみるも、近所の病院でやった、などと参考にならない情報ばかり。いろいろネットで検索。すると、「経鼻内視鏡」という言葉を発見。要は鼻から胃カメラ。従来の内視鏡よりも細く、鼻から挿入するため喉の反射がなく楽にスムーズに検査が可能とのこと。鎮静剤も必要なし、麻酔も鼻にするのみなので、食事もすぐに可能、胃の動きを抑える注射もカメラ経由で行うため不要と、いいことだらけ。都内でも導入している病院は数件だけだったが、評判のよさそうな某病院に予約電話。
結構混雑しており、午前の検査は一ヶ月待ち、午後の検査であれば2週間後になるという。なるべく早く方が良いだろう、午後の検査にする。
そして先日、朝はヨーグルトだけ、昼の食事は抜いて、小学生がはじめて歯医者に行くような不安を抱えていざクリニックへ。
先生はお若くて優しそうだ。一生懸命こちらの不安を取り除こうという姿勢に好感を持つ。と、バリウム検査の写真を渡す・・・と・・・おい!表情が険しいじゃん!なんだよそれは、何?何か言ってくれー
数秒の沈黙の後、「バリウムは映りにくかったりすることが良くあるんですよ。ちゃんとカメラしといた方がいいと思いますよ。」と、当り障りのない発言。
不安感が増大するも、検査に突入。まずスポーツドリンクをまずくしたような「胃の泡を消す薬」をコップ半分一気飲み。その後ベッドに横になり鼻からゼリー状の麻酔薬を中くらいの注射1本分注入。そのうち鼻の奥が麻痺してくる。唾を飲み込むときの違和感が激しく、少しえづいてしまう。あわてて口で大きく深呼吸。口で息をすれば問題なさそうだ。
さあ、内視鏡室に移って本番だ。
看護婦さんが優しく背中をさすってくれる。カメラはゆっくり喉の奥をすすむ。ちょっと喉の入り口はきつくて「オエッ」となるが、その後は非常に順調。口は動くので先生とのコミュニケーションもとれる。意外に自分の胃の中を冷静に見ることが出来る自分に感心。気持悪くて見られないかも、と思っていたのだが。
「綺麗ですね、今のところ問題ありません」とカメラは十二指腸の奥、小腸の入り口付近まで達する。さあ、引き返しながらもう一度良く見よう。空気を入れるせいでお腹は結構張ってくる。水を何度か注入するが、画面で水がほとばしるのと同時に胃の中の冷たさを感じる不思議な感覚。
バリウムで問題ありと言われた部分は胃下部。確かに固めにはなっており、色が周囲の部分と多少違う。以前の胃炎の跡とのこと。「本当に癌ではないですよね?」と念を押すと、先生は笑いながら「これは問題ないですよ、安心してください」と笑われる。「ただし、今後癌が出来るとすれば、この部分からの可能性が高いと思います。年に一度はカメラで検査した方が安心ですね」とアドバイスを受ける。
引き抜くときにも色々説明を受けながら、質問しながらゆっくりと。はぁ、お腹が楽になっていく、と先生喉の途中で止めて「これなんだかわかります?」と。こちらは「わかりません」と言いたいのだが、そこは一番苦しい場所ですよ先生!「オエーっ」「おえーっ」
先生「あ、すいません、アレは声帯です。あそこで声が出るんです。」
そうですか、苦しかったけど、声帯はなんだか「門」みたいだった。
そんな感じで鼻から胃カメラ終了。胃カメラ自体初めての経験だったので、残念ながら比較は出来ないのだが、それほど気持ち悪くはなかった。気持ちよくはないけど。
癌ではなかったことを祝して、帰りの駅で野菜ジュースで自分に乾杯。
半日人間ドックのバリウム検査で「上部消化器、要精密検査(胃カメラ)」の結果が出てしまったのだ。おまけに書かなきゃいいのに、「辺縁不整、壁硬化」などと説明つき。
不整?硬化?もしかして・・・との不安からその後一週間ほどどんよりブルー。大げさながら、人生には終わりがあることをいきなりつきつけられたようで愕然とする。知っていることと、実感する事の違いはこれほど大きなものか。胃の症状は皆無だったにもかかわらず、なんとなく胃のあたりが重いような気がしてくるのが自分でもおかしかったりする。こんな風に自分を可笑しく思えるくらいならまだまだ大丈夫。もしそうであったとしても早期発見早期治療で現在はほとんど治る!と前向きに捉えて、病院探し。
同僚や知り合いに聞いてみるも、近所の病院でやった、などと参考にならない情報ばかり。いろいろネットで検索。すると、「経鼻内視鏡」という言葉を発見。要は鼻から胃カメラ。従来の内視鏡よりも細く、鼻から挿入するため喉の反射がなく楽にスムーズに検査が可能とのこと。鎮静剤も必要なし、麻酔も鼻にするのみなので、食事もすぐに可能、胃の動きを抑える注射もカメラ経由で行うため不要と、いいことだらけ。都内でも導入している病院は数件だけだったが、評判のよさそうな某病院に予約電話。
結構混雑しており、午前の検査は一ヶ月待ち、午後の検査であれば2週間後になるという。なるべく早く方が良いだろう、午後の検査にする。
そして先日、朝はヨーグルトだけ、昼の食事は抜いて、小学生がはじめて歯医者に行くような不安を抱えていざクリニックへ。
先生はお若くて優しそうだ。一生懸命こちらの不安を取り除こうという姿勢に好感を持つ。と、バリウム検査の写真を渡す・・・と・・・おい!表情が険しいじゃん!なんだよそれは、何?何か言ってくれー
数秒の沈黙の後、「バリウムは映りにくかったりすることが良くあるんですよ。ちゃんとカメラしといた方がいいと思いますよ。」と、当り障りのない発言。
不安感が増大するも、検査に突入。まずスポーツドリンクをまずくしたような「胃の泡を消す薬」をコップ半分一気飲み。その後ベッドに横になり鼻からゼリー状の麻酔薬を中くらいの注射1本分注入。そのうち鼻の奥が麻痺してくる。唾を飲み込むときの違和感が激しく、少しえづいてしまう。あわてて口で大きく深呼吸。口で息をすれば問題なさそうだ。
さあ、内視鏡室に移って本番だ。
看護婦さんが優しく背中をさすってくれる。カメラはゆっくり喉の奥をすすむ。ちょっと喉の入り口はきつくて「オエッ」となるが、その後は非常に順調。口は動くので先生とのコミュニケーションもとれる。意外に自分の胃の中を冷静に見ることが出来る自分に感心。気持悪くて見られないかも、と思っていたのだが。
「綺麗ですね、今のところ問題ありません」とカメラは十二指腸の奥、小腸の入り口付近まで達する。さあ、引き返しながらもう一度良く見よう。空気を入れるせいでお腹は結構張ってくる。水を何度か注入するが、画面で水がほとばしるのと同時に胃の中の冷たさを感じる不思議な感覚。
バリウムで問題ありと言われた部分は胃下部。確かに固めにはなっており、色が周囲の部分と多少違う。以前の胃炎の跡とのこと。「本当に癌ではないですよね?」と念を押すと、先生は笑いながら「これは問題ないですよ、安心してください」と笑われる。「ただし、今後癌が出来るとすれば、この部分からの可能性が高いと思います。年に一度はカメラで検査した方が安心ですね」とアドバイスを受ける。
引き抜くときにも色々説明を受けながら、質問しながらゆっくりと。はぁ、お腹が楽になっていく、と先生喉の途中で止めて「これなんだかわかります?」と。こちらは「わかりません」と言いたいのだが、そこは一番苦しい場所ですよ先生!「オエーっ」「おえーっ」
先生「あ、すいません、アレは声帯です。あそこで声が出るんです。」
そうですか、苦しかったけど、声帯はなんだか「門」みたいだった。
そんな感じで鼻から胃カメラ終了。胃カメラ自体初めての経験だったので、残念ながら比較は出来ないのだが、それほど気持ち悪くはなかった。気持ちよくはないけど。
癌ではなかったことを祝して、帰りの駅で野菜ジュースで自分に乾杯。