おやじ
先日、某NHKのプロジェクトXは「釧路湿原 カムイの鳥 舞え」という、題名。
普段は見ないが早く家に帰ったし、故郷の話なので見てみるか、とTVのチャンネルを変えると、あら土佐さんが出てるじゃん。ってわたしのおやじの友達だよ。つか、わたしも良く知ってますよ。昔は土佐さん家のワカサギの佃煮を食事に出されて、どうにも佃煮が苦手で残すとおふくろに怒られたものでした。
土佐さんは釧路川のカヌー下りで有名でで北海道のTV番組には良く出られているのですが、NHKの全国版、それもプロジェクトX!ということで、早速実家に電話。
珍しくおやじが電話に出る。
「もしもし、johnだけど」
「おお、○○(私の名前)か、ババ(おふくろ)はもう寝たぞ」
「そうじゃなくてさ、塘路の土佐さんがNHKのプロジェクトXに出てるから、見なよ」
「そうか、またカヌーだろ」
「いや、湿原の話みたいだけど」
「そうか、それはそうと、今年は帰ってこれるのか?」
「うん、△△(娘の名前)が正月明けに退院したばっかりだから今年も無理かな」
「そうか、じゃしばらくまた無理だな」
「そうだね・・・
また二人で交代で東京に遊びに来なよ。
それはそうと、仕事、忙しくなるでしょ?
もう年なんだから、仕事無理しないでよ」
「大丈夫だ、最近は口ばっかりで若いもんにやらせてるから」
「そうだよ、手伝ってあげられないんだから、体だけは気をつけて」
「オウ、わかった!」
「じゃ、おかあちゃんにもよろしく」
「お休み」
と、おやじとの電話はTVとは全く内容が逸れて話は終わった。
北海道には4年も帰ってないし、オヤジが翌年に東京に来て以来会ってないので、丸4年帰省せず、おやじにも丸3年以上会っていない。実はおやじと電話でこんなに長く話すのは初めてだということに、今更ながら気がついた。
スパルタで何を教わったわけではない。
ひどく怒られたことがあるわけでもない。
でもなんとなくおやじと話すのがずっと苦手だった。
幼稚園の頃、お風呂が外にある古い家で、風呂上がりの小さな私を抱えて居間まで運んでくれた。
冬に足が冷たくて眠れないと、私の足をはさんで寝てくれた。
小学校時代は仕事が終わった後、暗くなるまでキャッチボールしてくれた。
駅伝の選手に選ばれると、当時軽自動車よりも高かったビデオ一式を買って沿道で必死に撮ってた。
高校の合格発表のとき、いい年して学生よりも前に陣取って番号が張り出されるの待ってた。
でも、二人で普通に話しなんかした事は一度もなかった。
お互いに気を遣っていたのか、男同士ってそんなもんなのかと思っていた。
たまに電話しても
「ババは寝たぞ」
の一言で終わるし、それが普通だと思っていた。
そうか、おやじも俺達に帰ってきて欲しいと電話で言う年になったんだ。
「飛行機代かなりかかるけど。今年は北海道行ってみるか?」
と家族に諮ってみる今日この頃。
おやじ、
そうはいってもまだ58なんだからさ。
しんみりするには早すぎるぜぃ!
まだまだ元気でいてください。
お願いします。
息子からのお願いです。
普段は見ないが早く家に帰ったし、故郷の話なので見てみるか、とTVのチャンネルを変えると、あら土佐さんが出てるじゃん。ってわたしのおやじの友達だよ。つか、わたしも良く知ってますよ。昔は土佐さん家のワカサギの佃煮を食事に出されて、どうにも佃煮が苦手で残すとおふくろに怒られたものでした。
土佐さんは釧路川のカヌー下りで有名でで北海道のTV番組には良く出られているのですが、NHKの全国版、それもプロジェクトX!ということで、早速実家に電話。
珍しくおやじが電話に出る。
「もしもし、johnだけど」
「おお、○○(私の名前)か、ババ(おふくろ)はもう寝たぞ」
「そうじゃなくてさ、塘路の土佐さんがNHKのプロジェクトXに出てるから、見なよ」
「そうか、またカヌーだろ」
「いや、湿原の話みたいだけど」
「そうか、それはそうと、今年は帰ってこれるのか?」
「うん、△△(娘の名前)が正月明けに退院したばっかりだから今年も無理かな」
「そうか、じゃしばらくまた無理だな」
「そうだね・・・
また二人で交代で東京に遊びに来なよ。
それはそうと、仕事、忙しくなるでしょ?
もう年なんだから、仕事無理しないでよ」
「大丈夫だ、最近は口ばっかりで若いもんにやらせてるから」
「そうだよ、手伝ってあげられないんだから、体だけは気をつけて」
「オウ、わかった!」
「じゃ、おかあちゃんにもよろしく」
「お休み」
と、おやじとの電話はTVとは全く内容が逸れて話は終わった。
北海道には4年も帰ってないし、オヤジが翌年に東京に来て以来会ってないので、丸4年帰省せず、おやじにも丸3年以上会っていない。実はおやじと電話でこんなに長く話すのは初めてだということに、今更ながら気がついた。
スパルタで何を教わったわけではない。
ひどく怒られたことがあるわけでもない。
でもなんとなくおやじと話すのがずっと苦手だった。
幼稚園の頃、お風呂が外にある古い家で、風呂上がりの小さな私を抱えて居間まで運んでくれた。
冬に足が冷たくて眠れないと、私の足をはさんで寝てくれた。
小学校時代は仕事が終わった後、暗くなるまでキャッチボールしてくれた。
駅伝の選手に選ばれると、当時軽自動車よりも高かったビデオ一式を買って沿道で必死に撮ってた。
高校の合格発表のとき、いい年して学生よりも前に陣取って番号が張り出されるの待ってた。
でも、二人で普通に話しなんかした事は一度もなかった。
お互いに気を遣っていたのか、男同士ってそんなもんなのかと思っていた。
たまに電話しても
「ババは寝たぞ」
の一言で終わるし、それが普通だと思っていた。
そうか、おやじも俺達に帰ってきて欲しいと電話で言う年になったんだ。
「飛行機代かなりかかるけど。今年は北海道行ってみるか?」
と家族に諮ってみる今日この頃。
おやじ、
そうはいってもまだ58なんだからさ。
しんみりするには早すぎるぜぃ!
まだまだ元気でいてください。
お願いします。
息子からのお願いです。