願はくば花の下にて春死なむ | [A] Across The Universe

願はくば花の下にて春死なむ

「願はくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃」   西行法師。


この歌の如月とは旧暦のため、今の暦に直すと3月半ばから4月半ばと言う事になる。よって西行法師が死にたいと願った花は、普通に考えれば桜である。

その西行法師が好んでたびたび訪れた山が花の名所として有名な吉野山。
気象庁の開花宣言の標本木とされているソメイヨシノのヨシノは吉野山が由来。

ただし、吉野山の桜はソメイヨシノではなくヤマザクラ。 ソメイヨシノの名前の由来は 江戸末期から明治初期に、東京の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が「吉野(桜)」と名づけて売り出したことによるというのが通説。その後上藤野寄命博士が、1900年に「染井吉野」と命名した。「吉野(桜)」の名称では、吉野山のヤマザクラと混同される恐れがあるためだった。


その花の下で死にたい、とまで人に思わせる桜の花が今年も咲き始めた。
今年はどんな桜にめぐり合えるだろう。