釧路 | [A] Across The Universe

釧路

娘の学校でレギュラーの「あるある探検隊」のネタが流行っているらしく、テレ朝の笑いの金メダルを一緒に見る。
残念ながら今日はレギュラーはネタをやらなかった。

しかし、ペナルティーのワッキーが、私と同じ北海道の釧路出身だという事が判明し、一人で盛り上がる。釧路出身といえばカルーセル麻紀と、高校の先輩にあたる三菱ビル爆破事件の大道寺夫妻くらいしか有名人はいない。あ、亡くなったセーラー服と機関銃の相米慎司監督も釧路だった。とくにお笑い系なんて北海道全体でも少なくて、極楽の加藤浩次くらいかと。へぇーそうですか、といいつつワッキーのネタは「ブィーン」の芝刈り機以外知らない。

しかし、懐かしい店が出てきたりなどして「おーっ」と一人だけますます盛り上がる。やはりふるさとの名前を聞くだけで、思い出の場所を見るだけで、優しい気持ちで懐かしく思い起こされる。



話は変わるが、昨年の夏、甲子園で北海道の駒大苫小牧が優勝した時、よく行く寿司屋の大将が「北海道優勝してよかったねー、泣いちゃったよ」と言う。

「あれ、大将、秋田出身ですよね」
「秋田だよ。でも北海道だって仲間みたいなもんじゃない」と。

私は大学時代を東北で過ごしたし、なにより先祖は山形なので東北6県には地元に近い感情を持っていた。しかし、秋田出身の大将が、北海道のことを仲間だと言う。東北の方々も北海道には親近感を感じているのだろうか。

北海道は先住民のアイヌの方々を除いて、明治時代に本州から移住してきた人が多い。我が家は私の「ひいひい」じいさんにあたる人が山形からやって来たらしい。もしかして開拓者はほとんど東北地方からだろうか、と調べてみる。

北海道への移住者は青森県が第1位、2位は新潟県、それぞれ約5万戸の移住者。続いて秋田県、石川県、富山県、いずれも 4万戸を超える。続いて宮城県、岩手県、ここまでが3万戸台、その後山形県、福井県、福島県、徳島県、東京都と続く。東北、北陸地方で移住者の約7割を占めたそうだ。

親近感どころではないのだ、北海道はほとんど東北の方々が開拓したのだ。
だから意味がほとんどわからなくても、津軽弁や山形弁を聞くと暖かい気持ちになるのだ。北海道の港町にはその方言の片鱗が残っているから。

地元釧路は、平成13年に日本最後の炭鉱となった太平洋炭鉱が閉山してから、めっきり活気がなくなってきているようだ。もともと活気溢れる街ではなかったが。
あー、釧路の事ばかり考えていたら里心がついてしまった。


釧路出身ではないが、釧路にゆかりの深いこの人を忘れていた。
釧路出身者(在住者)にはなじみの深い歌二首。



しらじらと 氷かがやき千鳥なく 釧路の海の 冬の月かな

さいはての 駅に下り立ち雪あかり さびしき町に あゆみ入りにき

                             石川啄木