Born in The USA | [A] Across The Universe

Born in The USA

米大統領選は予想通りの大接戦で、これまた事前予想通りの激戦州での決着となりそうだ。

結局フロリダはブッシュが勝って、オハイオもブッシュ優勢の模様。今回はブッシュが全体の得票数でも上回っており(前回はゴアの得票数が上回っていた)、また今回から導入されている暫定投票で有効票の割合を考慮すると、ブッシュの勝利にほぼ間違いないと思われる。

株式市場、為替の動きに影響があるとの報道も多々あるが、上院、下院とも共和党が過半数を維持したため、仮にケリーが勝利したとしても大きな政策変更なんてできるはずが無いし、もともと両候補に大きな政策の違いなど最初から無いのだから。それにブッシュ勝利により、遠慮していたイラクでのテロリスト掃討作戦が本格的に始まり、イラク情勢は安定化に向かう可能性もある。

財政はケリーがやや縮小気味の政策のため、ブッシュ勝利のほうが株式市場には有利。また財政、貿易赤字の拡大傾向が続く事から、理論的にはどちらの候補が勝ってもドル安(円高)というのがコンセンサス。ただ、オハイオの結果が司法にまで持ち込まれるなど長引けば、株にはマイナス。

2000年に真っ二つに割れたアメリカ世論が、9/11で一つに結束し、ここでまた真っ二つに割れる事になる。

どちらが勝っても国民の半分を敵に回して国を治めなければならない。

今回、若者の投票が増えたと言われているにもかかわらず、ケリーの得票は予想ほどは伸びなかった。日本に限らず米国でも保守化の兆しがあるのかもしれない。




高校生のとき、スプリングスティーンのBorn in The USAを歌いながら歌詞もわからず、アメリカ礼賛の歌だと誤解していた。LPを買って歌詞を読んでみて愕然とした。(ボスは今回ケリーの応援演説に頑張っていた模様)


(三浦 久氏 訳)

死んだように生気のない町に生まれ 歩き始めるとすぐに蹴とばされた
最後にはたたきのめされた犬のようになり
人生の半分を人目を盗んで生きるようになる

俺は、U.S.A.で生まれた...

俺はこの町で小さな問題を起こし
彼らは俺の手にライフルを握らせ 外国へ送り込んだ
黄色人種を殺すために

俺は、U.S.A.で生まれた...

帰郷し、精油所へ行った
雇用係が言う、「私の一存ではどうにも」
退役軍人管理局へ行った
そこの男が言った、「まだ分からんのかね」

俺の兄貴はケ・サンでベトコンと戦った
彼らはまだ生きているが、兄貴はもういない
兄貴の好きな女がサイゴンにいた
彼女の腕に抱かれている彼の写真だけが残されている
刑務所のすぐとなり
精油所の燃え盛るガスの火の近く
この10年、煮えくり返る思いで生きてきた
全くのどんづまり、どこへ行くこともできない

俺はU.S.A.で生まれた...

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【追記】

1:30AM、CNNによるとケリーはブッシュに敗北を認める電話をしたとのこと。
泥沼化しなくて良かった。マーケットには非常にプラス。
個人的にはこれでよかったと思う。