小さな 石ころです。


 1号の容態が急変する2日前 病院の帰りにドックランへ行こうと計画を立てた。


 2号、3号を思い切り遊ばせたかったし 1号にも 爽やかな空気を吸わせたかった。
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 その日の朝、なんとも言えない 複雑な夢で目が覚めた。


 透明なカプセルに包まれて 空へと飛び立つ 我が1号🐶


 手を振りながら
「バイバイ❣️有難う😊」と繰り返し言うのだ。

 カプセルに包まれているから 声は聞こえないけど その口の動きから はっきりと その言葉がわかった。

 顔は1号だけれど 人間のように真っ直ぐ立ち 肉球の手をプニュプニュと動かし私を真っ直ぐ見ている。


 空高く 右側の方向へとふわりと飛んで行く…


 悲しいような 安堵したような 涙目で目が覚めたのだ。


 それから2日後 病院から 今日通院来るかと電話が入り 容態も落ち着いているから 明後日まで様子を見ますと伝え 穏やかな時間を過ごしていた。


新しい下着を着せ 夕方 掃除機をかけようとしたところ 忙しい音が聴こえてきた。


 音のほうをのぞいて見ると1号が バタバタとしている。

 下着が片足脱げていたため そこに足が引っかかっているのかと 直してあげようと抱き上げた その時…
 尋常ではない容態に気づいたのだ。


 身体は 右側に歪み仰け反り 目の左右がチグハグに離れ焦点が合ってない💦

 バタバタともだえている。


 落ち着かせようと床に置いたが 自力では立てない1号🐶


 時計を見ると夕方5時前。

 まだ病院は間に合う。

 急ぎ電話を📞📞📞

 繋がるまでの時間が こんなに長く感じるのか…


 主治医に容態を伝え 走った。


 庭には2号と3号が…

 偶然なのか 旦那からの電話が入り急を伝えた。



 白血球が 急激に増え 小脳の神経にばい菌がついたのだろうと…

 荒い息と 開いた瞳孔からは 誰しもが 彼女の終わりを想像しただろう。


 とりあえず応急処置を施し 酸素の機械を借りて家に戻った。


 今夜がお別れかも知れない😿

 小型犬1匹の頭がスッポリ入る 酸素のヘッドカプセルを見たとき 夢に出てきたカプセルは これだったのかと思い出した。


(辛い❓   苦しい❓
頑張らなくて良いんだよ。
でもねえ…ママは まだ 貴女と一緒に居たいんだな〜
まだお別れしたく無いんだよ…)


 それから 1週間の間 2度 発作を起こし 朝に夕にと病院に走り 点滴を打ち 食事も取れぬ口に 流動食を入れ 彼女が好物とする食材の匂いを嗅がせ…どの様に時を過ごしたのか あまり覚えていない。


 羽をつけて飛んで行く財布の中身💦

 疲れ行く私の精神。


 それでも まだ聞こえる彼女の息…手を当てると伝わる鼓動…

 私は まだ この子といたい。


 生きながらえても 自力で歩くのは困難かも知れないと伝えられた彼女は今…



またもや 強運を引き寄せ 自力でトイレへと行き キッチンに立つ私の足元に来て 食べ物をねだっている。

 流石に脚の踏ん張りは 今まで通りでは無いが 滑り転けながらでも 私の後ろを 一生懸命付いて来る。


 1年を無事に過ごしただけでも奇跡なのに 彼女は まだ奇跡を持っているのだ。


 神に選ばれし子。

 犬友が 彼女を そう言った。
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        ー小さな 石ころー