小さな 石ころです。
今朝は思いもよらぬ 一羽の雛との突然の別れ…
私の おせっかいのせいで 準備もままならないまま巣立ちを余儀なくされた雛…
なんとか無事にいるだろうかと心の奥がモヤモヤした1日であった。
まだ3羽の雛が巣に残っている。
気のせいだろうか…
母鳥の態度が今までとは違う。
今までは せっせと餌を運んでいたのが 餌を持っては来るものの ちょいとあげたふりをしたぐらいにして 巣の周りをくるくると飛び回り 飛び方を教えてるかのように見える。
「食べたければ 飛びなさい!」
そう言ってるようにも見える。
雛達は 今までのように 餌をねだり ぎゃ-ぎゃ-とは鳴かず 巣の淵に捕まり 母鳥の飛ぶ姿を じっと見ている。
雛達は 飛び出す自分の姿をイメージトレーニングしている❓
雛達は心の準備を整えている❓
そんな風に私には見えた。
私の おせっかいのせいで 母鳥は 巣立ちを早めに促しているのだろうか…
自然界に溶け込んでからは 子育ては 終了なのだろうか…
それとも 家族 同じ場所に集合して 子育て 第2弾が始まるのだろうか…
幼子と別れを決めた時、私は その時から 家を出るまで 約 1か月…同じ布団で寝る事をやめた。
食事の準備はしたものの その他の コミユニケ-ションを取る事自体をやめたのだ。
自分の心の準備を整えるために…
1番 上の子は 小学校に入学したばかりの夏だった。
2番目は 5歳、3番目は 2歳と なんとも幼く 可愛い盛りであった。
別れる決断をしての1か月間、私は あの子達に特別な事は何もしなかった。
唯一 、仲良くね。
1番の仲良しでいるんだよ…
そればかりを繰り返し言っていた。
何故なら 私自身の兄姉3人が とても仲が悪かったからだ。
支えてくれる、味方になってくれる兄姉が 私にはいないのだ。
別れの日、一人一人を強く抱きしめ 3人絶対 仲良しでいるんだよ、何があっても仲良しでいるんだよ…その言葉を残し 私は あの子達に背を向け立ち去った。
あの子達は 心の準備などは 当たり前に無く… 母に放り出された雛のように…
私は心の準備ができていたのだろうか。
心の準備などはできていなかった。
ただ…砂利の中の一つの石ころのような 自分の存在を嘆き 鳥のように自由に飛び立ちたかっただけなのかも知れない。
ツバメが うちにやってきて 約1か月の同居生活。
雛達は 飛び立つ準備をしている。
私も別れの準備、見送る準備を整えなければならない。
明日の朝かもしれないし…
明後日かもしれない。
目が覚めた時には すでにいないのかもしれない。
淋しさと切なさと…
心の準備を…
