職場で空き机があるのに気付き、「この席って空いてたんですね、もともと誰の席でしたっけ?」と言ったら、周りの人に「もう忘れちゃったのガーン?」とドン引きされました。


そういえば、2日前に辞めた人の席でした。私は一昨年から社内でゴーストライターをしていて、この人もその中の1人でした。納期直前まで放置してから依頼してくることが多く、おかげで毎回深夜残業や休日出勤になるわ、校正の人と揉めるわで、大迷惑だったのです…。


仕事の技術面では優れた人でしたが、苦手な英語関係は私に丸投げでした。今思えば、全部やってあげることなかったよなあ。責任者は本人なんだし。


納期直前の祝日に問い合わせの電話をしたら「いま子供とハイキングに来てるの(背後でヤッホーの叫び声)。あとはよろしく。」なんて言われて、電話を切った後に「1行くらい自分で書けや!」と悪態をついていたことも。


あと、この人は見た目と外面が良かったため上の人からの受けはよかったのですが、自分の部下に対してはサディスティックだったので、ダメージを受けた社員のフォローがめちゃくちゃ大変でした。優秀だった新入社員のB子さんが辞めてしまったのも、コイツのせいです。


そんなこともあり、思い出すとイラつくから早く忘れようと思っていたんですが、まさかたった2日で席ごと私の記憶から消去されるとは。


ここで働いていても給料以外に何もいいことがないので、私もあと半年くらいで辞めることにしました。


しばらく遊んで暮らすためには資金が必要ですが、これまでストレスで散財してきたため急には難しく、どうしようかと悩んでいるところです。


まず形から入ろうと思って、ロッカーを片付け、いらない書類をシュレッダーにかけ、会社に返却する社員章などをジップロックにまとめ、退職願を準備してみました。来年の今頃は、笑って過ごせていますように。