5月31日から6月3日まで、函館弘前へ旅行してまいりました。

まずは函館からです。

2日目は、土方歳三と中島三郎助の最期の地巡りのあと、五稜郭へ行きました。

五稜郭の中にある箱館奉行所を見学します。

こちらは平成22年(2010)に再現されたものです。

  箱館奉行所

箱館奉行所は、幕末の箱館開港により設置された江戸幕府の役所です。

安政元年(1854)の日米和親条約により、箱館と下田が開港します。

当初は箱館山麓に奉行所が置かれましたが、、港湾から近く防備上不利であったことから、内陸の亀田の地に奉行所を移しました。

この奉行所を守る外堀には、西洋式の土塁を考案し、星形五角形の形状の五稜郭が出来ました。

元治元年(1864)に一応五稜郭が完成したことから、奉行所も移転して五稜郭の中で業務が開始されます。

蝦夷地の統治や開拓、開港地箱館での諸外国との交渉など、幕府の北方政策の拠点となる重要な業務を多岐にわたってこなしていました。

大政奉還による江戸幕府崩壊により、箱館奉行所は明治新政府の役所に引き継がれましたが、榎本武揚・土方歳三らの旧幕府軍により箱館を奪い返され、明治維新の戊辰戦争最後の戦いとなる箱館戦争の舞台となります。

 

箱館戦争後は、明治4年(1871)に開拓使により奉行所庁舎を含むほとんどの建物は解体され、大正時代以降は公園として一般に開放されました。

長い間その復元が難しく理解されにくい状況が続いていましたが。

昭和60年頃から発掘調査を始め、古写真や文献資料・古図面などの調査をもとに奉行所復元の検討を重ね、平成18年(2006)から工事が開始され、平成22年に140年ぶりに奉行所が復元されたということです。

 

中は写真撮影可能でした。

 

 

 

 

 

 

 

続きます。

 

(日時指定投稿です)