先日、コロナ渦よりずっと拝聴していました、youtube番組の「一月万冊」と。

その出演者の主催する番組の拝聴を辞め、お気に入り登録から外しました。

 

2020年のコロナ渦以降、政治不信、社会への不安などが増殖。

自分の中でも、「これはちゃんと見ておかねば」と思って見出したのが、youtubeであり、その中で最もセンセーショナルに政治批判や強者批判を行ってきたのが「一月万冊」でありました。

出演者の舌鋒鋭い発言、斬り込みのすばらしさに目を見張り、特に出演者の一人である元朝日新聞社の佐藤章氏の番組は、一時必ずと言ってよいほど拝聴しておりました。

(ただこれに関しては、夜9時ころ出かけることがなくなり、それで見ることが増えた面も多いが)

 

しかし、最近この番組に大きな疑問を抱き始めました。

一つの問題を掘り下げ続けることもありますが、ひとたび様々な問題が起こるとすぐそれに飛びつくスタイル。

そして、徹底した煽りともいえる批判に、少々うんざりしてきました。

加えて、元の出演者であった烏賀陽弘道氏に対する仕打ちがひど過ぎ、佐藤章氏が脅し同然で「番組の悪口言うのを辞めろ!」と烏賀陽氏の家に押しかけたこともあったそうです。

(烏賀陽氏は一月万冊に対して訴訟を起こしています)

 

さらに、この番組の常連者であった今一生氏の番組も好きで拝聴していましたが。

コメントされる方々への挨拶すら許されず、ひたすら「意見に対するコメントだけを述べろ」というスタイルに変貌したため。

番組拝聴者の方々との心の交流すらできない状態となりました。

これではもう、見る価値がないんじゃないかって・・・。

 

そして、この番組たちを見て私は本当に理解できていたのか?

あるいは、私にとって本当に必要な問題であったのか?

社会問題、政治問題は非常に重要であることは事実です。

が、今の自分にとっての喫緊の課題や問題、むしろそちらに目を向けつつ、その問題が今の社会問題に密接にかかわっているかを見極めてから、社会問題への関心を深め、学ぶことの方が重要ではないかと、思いを新たにしました。

 

煽りを受けて、「ふざけんな!安✖!」「岸✖やめろ!」などというのは簡単です。事実自分もそうでしたから。

しかし、そこで叫んだところで、何も解決するわけがない。

感情が出るのは仕方ないにせよ、それをただ前面に出すだけで、一体何が改善される?されるわけないですよね。

もっとやるべきことがあるだろうし、それ以上に学ばなきゃいけないことが多い。

一月万冊のおかげで、暇つぶしに慣れたし、ある程度社会問題への扉を開けてくれたことは感謝します。

が、これ以上関わる必要はもうないなと思いました。

一月万冊よさようなら、卒業いたします。

 

(日時指定投稿です)