先日、小泉今日子さんが下記のような発言をされましたよね。

 

 

そのなかの前半部分については下記の日記で書きました。

 

今日はその後半部分について触れます。

 

小泉さんは、所属事務所独立する前に「明後日」という個人事務所を立ち上げました。

その独立の際、事務所と話し合いを重ねた挙句、事務所を独立し、今のような状態を築き上げました。

コロナ禍になり、予定していた舞台公演が白紙になった時には、キャストやスタッフへの補償のために初借金もされたそうで。

借金苦という感覚より、むしろそれを面白がる余裕さえあったという…。

 

これはどういうことかというと。

不安になるよりも、どうせ赤字になるなら自分が次に進めるように、爪痕を残していこうという考えからだそうです。

こういう考えになれるってすごくないですか?

 

で、なぜそうなったかというのは・・・。

コロナ渦に突入した2020年に、NHKにて経済学者・思想家の「ジャック・アタリ」氏の発言がきっかけだったからだそうです。

「コロナ後は利他的な社会になるべきだ」

小泉さんは、「そうだよ、利他的だよねこれからは!」そう思ったそうです。

もちろん、小泉さんのような方ですから、比較的経済的な余裕はあるのだと思います。(とはいえ、驚くほど貯金があるわけではないそうですよ)

ただそれ以上に、人間としての幅が広いという意味での余裕さがあるというか…。

 

そしてその「利他的」というのは、「誰がために、他者の為に」やるということですが。

「自分がやりたいことを犠牲にする」などという意味とは違うと思います。

むしろ、「自分がやりたいことをやるためにも利他的になる、なれる」というべきか。

ここからは、私の勝手な言い分かもですが。

「利己的」=自分の好きなように、ということでもないと思います。

むしろ、「自分のことを充たすためにも、利他に生きてみる」ことが大事なんじゃないかなと、勝手に思うわけです。

自分がやりたいことをやっていけば、気持ちに余裕もでき(経済的にもできることもあるかも)、そのうえで「利他的」に生きようって思うんじゃないでしょうか?

 

私は、「自分の好きなことをやる人生にする」と後半生は思っていますが、それは必ずしも「利己的」な生き方を意味するものではないし、してはいけない。

己を充たしながら、「次は誰がために、利他的に」と繋げていきたいですね。

まだまだ「利己的」に陥りがちの私ですから・・・。

 

(日時指定投稿です)