ところで

私は例の彼と付き合っていた頃、
東京の少女漫画家の先生のアシスタントをしていました。

父が私の独り暮らしを許さなかったため
当時、バブル経済時代だったこともあってか、
先生が往復の新幹線代を支給して下さり
約4年間、月に15日ほどの間
東京の仕事場に泊り込んで
執筆のお手伝いをしていました。


先生から
「うちはプロを目指す人を
応援するつもりで雇っているから、
仕事の合間に自分の作品も描いて
定期的に見せてね」と
言われていました。
 
月に半分は先生のお手伝い
あとの半分は自分の作品作りを
せっせとやれていれば
私はプロになっていたと思います。


ところが実際は
面白い話が浮かばなくなってしまい
(勝手に自分でハードル上げてたのかも ゲロー )
結婚を考えていた彼とも別れを迎え
ますます恋愛漫画を描ける精神状態では無くなってしまい(復讐モノでも無理で チーン )
4年間居て1本しか仕上げられず、
結局、先生にはご恩返しすることも出来ないまま、アシスタントの仕事を辞めてしまいました。


〜で、時は流れて2018年。
NHKの朝ドラ「半分、青い」は
脚本家の実体験を元にしてアレンジしてるのか?
どうやらバブルのころの設定で
漫画家を目指すヒロインのストーリーと
知ってはいましたが、
仕事に行く日以外は朝起きる気なんぞ
サラサラ無かった私にとって、
朝ドラはほとんど縁のない世界。
(だからストーリー全体の展開もオチも知りませぬ)


全話終了し、
お昼すぎてからやっていた総集編を
偶然3回位目にすることがあったのですが、
それが何故か毎回同じシーン。。


大先生とヒロインが
神妙な面持ちで対峙し、
「私には才能が無いので辞めます」と
大先生に頭を下げているところ。

このときヒロインは
既にプロとして連載も持ったあと
スランプに陥り、このシーンになった模様。

大先生はほとんど口を開かないのですが、
悔しい気持ちが滲み出ているようでした。



驚きなのは 
偶然この回ばかり3回観た
だけではなく、、、


な、なんと
ヒロインが着ている
このシャツ、、



私が
アシスタントをしていた時
持っていたのと
全く同じデザイン ガーン
(私のは半袖でしたが)



バブル時代に流行ったものを
しっかり再現している時代考証に
感心するとともに


なんだこの
メッセージは!!
ガーンガーンガーン

と、思ったのでした。。。

(余程「取り返しがつかない」と思ってたんでしょうねえ 照れ )