敬愛する清水雅彦教授(日本体育大学-憲法)のお勧めの作品、私も一度見たかったのですが、7月10日「平塚七夕」を暑さでダウンし、ネットで調べたら港北ニュータウンの上映時間がちょうどいいので(午後2時頃から開始の上映館が殆どないですね)見に行きました。

「要約と解説」が苦手なので(「やむを得ず理転」だって)清水先生のブログを拝借致します。

1つ目は、清水先生は大学教員で、多額の所得税-住民税を払っているので、この映画を「芸術」として純粋に味わえるのに対して、私は、ある意味殆ど税金で生きているので、この映画で「最期を自分で決められる」75才以上の方と同じ立場にある点です。障害者施設の元職員が「穀潰し」の観点から入所者を殺したり、石原慎太郎知事(当時)が「ああいう人に人権はあるのか」発言に対して「私たちにも生きる権利がある」とはなかなか大声では言えないこと。

2つ目は「最期を自分で決められる」という発想は近未来のものでも、映画で掛かれている世界の殆どは「2022年の日本」の現実であること。年金が少なく78才でも働かなければならなかったり、外国人(映画ではフィリピン人の設定のよう)の介護職員は珍しいものではない。

お金と時間のある方は是非ともご覧下さいませ。損はさせません。