九州から福島大学が大事1志望だったことは以前書いたが、福島大学を受験したことは1回しかない。現役時の後期日程である。

まあ浪人すればいいし、第1志望を貫いて…と出願した。

東京行き寝台特急「富士」が取れず、やむなく京都行き「彗星」で、新大阪から新幹線で東京に向かった。

東北(上鉞)新幹線も上野からで山手線に乗った。

進行方向左側、通路側の自由席に座った。窓側は40歳くらいの男性だった。

男性は、私が九州から福島大学を受けに乗ったのをびっくりしていた。たびたび来る車内販売でコーヒーとアイスを買って下さった。彼は一切食べなかったように思う。

福島駅で降りる時、ようやく職業を「自衛隊」と教えてくれた。私もそうだが、当時の自衛隊は日陰の存在だった。隊内で一般市民に対する接遇を教育されてかもしれない。

福島駅から在来線で2駅東京寄りの「金谷川」(かなやがわ)に降り、試験場の下見をした。福島駅に戻り、福島交通(電車)で宿の飯坂温泉に向かった。