本栖湖を1周して、ここのエイドに戻った時
かなり痛みどめが切れてきたのを感じた
一度立ち止まって休んでしまうと、走り出す際に激痛が走る
エイドを出た後
小走りで先を行く二人を見ながら
なるべく大股で歩いてついていった
この痛みをかかえて
あと30Kmも走れるのだろうか…
くりちゃんはあんなに強かった
どんなに遅れてもぴったりくっついてきた
ヨッスィーも痛みをおしながらも何度も復活していた
最後まであきらめないだろう
心の強さは くりちゃん>ヨッスィー>ジョゲーなんだ
少し離れる二人の背中を見ながら
この二人と離れた時
背中が見えなくなった時
きっと心が折れるだろう
痛みに耐えかねて、リタイアするかもしれない
少し弱気になってきていた
少し歩いてリズムをつくり
小刻みに小股で足を出し
少し助走がついてきてそのままいけそうな気がした
走ってしまえばそんなに痛みを感じない!
行ける時に行くしかない
個人的にスパートを切ってしまったようになったが
もういろいろ考えている余裕がなくなってきていた
くりちゃん、ヨッスィーのことは振り返らずに
行けるところまで行けるところまで…
精進小学校?のエイドでクリームパンを食べた後
走り出そうとしたら
激痛が再び襲う
何度も繰り返す激痛にいつしかすっかり弱気になっていた
歩いてリズムをつくり
小刻みに小股で足を出してみても
着地の際に、痛みが走る
もうだめだ…
少しでも先へ、少しでも歩くしかない
歩いていると
瀬々波橋の手前でくりちゃんに追い越され
そして、どんどん遠ざかる背中…
んん…本当にすごいランナーだな…
あとは後ろからヨッスィーにいつ追いつかれるのか?
という恐怖ばかり
瀬々波橋はすべて歩いて登った
橋を越えたところのエイドで
ロキソニンをもう1錠、飲むことに決めた
このまま終わるよりはましだ…
服用後、しばらくは
痛みも変わらず、歩いていた
コースが少し下り坂になったあたりで
恐る恐る、足を出してみた
違和感ギシギシあるけど、なんとかやれそうだ
そこからは小刻みに小刻みに一歩一歩を踏み出した
エイドでの休憩は
再び走る時の激痛を思い出させるため
2つに1つのエイドはとばすこととした
くりちゃんの背中が近づいてきた
くりちゃんも苦しそうだ
立ち止まったらどうなるかわからない
痛みどめが効いている間に、
なるべく早く
少しでもゴール近くへ
声もかける余裕もなくくりちゃんを抜いていった…
帰りのコースは過去2度とも苦しんだコース
経験があるというのは大きいね
コース云々で打ちのめされることはなかった
ただ薬が効いているうちに、という思いだけ
西湖、河口湖と抜けて、いよいよ最後の難関 3Kmの激坂
一波乱が待っているとも知らず、ステラシアターで最後の休憩
つづく