僕自身には9月23日という日には、全くいい印象がない
その日は秋分の日
季節の分かれ目
秋が訪れ、過ごしやすい季節の到来の日で、天候も秋晴れだったりと、気持ちいい日が多いのは事実かもしれない
しかし、だ。
僕にとっては、9月23日というのは、言わば凶日なのだ
その凶日が始まったのは、忘れもしない小学2年生の時の秋分の日、9月23日。
その日、僕は妹や近所の友達と公園で遊んでいた。
今は見かけなくなった箱型ブランコで、僕は皆のために座席の後ろからブランコを押して勢いをつける係だった
ブランコを押していた時、何の拍子にか、押すだけじゃなくてブランコにぶら下がってみたら、飛んでる気分が味わえるんじゃなかろうか、と思い、背もたれの部分につかまってブラ~ン
行きはよいよい、帰りは恐い、とはまさにこのことと思い知るまでわずか2、3秒だっただろうか……
ぶら下がって一瞬楽しい思いをした直後、勢いよく戻ってきたブランコで足を強打、更に地面とブランコの間に足を挟まれ捻られて、そのままブランコに吹っ飛ばされた
上半身だけで何とか起き上がってみると、太腿が普段の3~4倍に腫れあがっている
感触として、間違いなく骨折した、ということが自覚できた。
不思議と痛みはなく、というか、感触がない状態。
妹達と、少し僕より年上の友達に、『骨が折れたみたいだから、お母さんを呼んできて救急車を呼んでもらって」と冷静に頼み、待つこと15分以上
普段からやんちゃでケガの多かった僕に対し、母は「また大袈裟なことを言って」と思い、昼ドラを観終わってから重い腰を上げて公園へやって来て、腫れ上がった僕の太腿を見てパニック状態に
何とか救急車を呼んでもらい、骨折個所を空気枕で衝撃を押さえある程度固定できる状態にして病院へ連れて行ってもらった
祝日でもあり、なかなか病院が見つからず、連れて行かれたのは入院施設のない整形外科。
激痛の走る整復作業の後、足の指先から腰の上までギプス固定され、そのまま約3ヶ月寝たきりの生活を送ることになった
その年以後、不思議と9月23日は不吉なことが起きることが多くなった。
遊んでて捻挫すること数回、とんだハプニングに見舞われたり、嫌なことがあったり、イベントで失敗をしてしまったり
高校生の時に死んだ祖父と最期に会ったのも9月23日
そんなわけで、9月23日はとても苦手なのだ
因みに、ちゃんとプロポーズもしてなかった嫁さんと、式場のブライダルサロンに連れ込まれて、無理矢理結婚の日取りを決めさせられたことがあったが、その日取りは悪夢の9月23日で、これは絶対に何か不吉な結婚式になる、と思った覚えもある
結局は、日取りを変更して、ありがたいことに今まで幸せな家族生活を送らせていただいているが
まぁ、そんな嫌な日が今日だったわけだ。
来週には退職日を迎えることになり、将来的な不安も抱えながら、今朝を迎えた時には、正直心はかなり重かった
しかし、雲が多いながらも天気予報は午後から晴れ、台風が過ぎてから一気に気温が下がり、随分過ごしやすくなった気候の中で、せっかくの三連休、子供達を家で遊ばせるには、ストレスもたまるだろうし、エネルギーが発散しきれなくてコントロール不能に陥りかねない
というわけで、気持ちを立て直して、朝から出掛けることにした
行き先は、昨日誕生日を迎えてご機嫌な次女が幼稚園でもらって来た雑誌に掲載されていたとある公園
しかし、往路でいきなり大渋滞にハマってしまい、30分弱で着く予定が、1時間余りもかかってしまった。
やっぱり今日は外出すべきではなかったか……動かない車の中で不機嫌になっていく子供達を見ながらそう思ったよ。
でも、何とか到着まで皆爆発せずに待ってくれた。
この公園には、駐車場がないのだが、隣接している動物園の駐車場を使うことができ、利用料金は1日500円
公園自体は無料で使える施設なので、まぁ安上がりな場所である。
駐車場から案内板に沿って獣道を進むこと約5分程度かな?
やや高台にある公園に着いた。
どうやら動物園の逆側は、普通の住宅街で、近所の子供達の遊び場になっている模様。
我々みたいに車で来たらしき家族はあまり見当たらず、子供達が楽しそうに遊んでいる。
ただ、第一印象は「ショボッ!」
こえぴょんのお得意のパラダイス系かと思ったよ。
しかし、子供達の捉え方は全く違ったようだ。
普段はできない焚火遊びに、ターザンごっこのようなロープ遊び、丸太で作った滑り台、ハンモック、井戸水をくみ上げるポンプ遊び、高い枝からぶら 下がった普段は味わえないような背の高いブランコ、鋸や金槌を借りて行う木工体験に、バッタ等の虫採りと、狭い場所ながらも夢中になれる遊びを見つけて、 お腹がすくのも忘れて夕方まで夢中で遊び回っていた
キャンプやバーベキューでも火おこしや火の番をするのが大好きな息子は、ずっと焚火遊びに夢中。枝を見つけてきては火の中へ入れたり、鍋やフライパンを使って、野草や木の葉で料理ごっこ
次女はバッタ採りに始まり、高いブランコや、ポンプでの水のくみ上げ、ターザンごっことあちこち走り回っていた
長女が夢中になったのは、ターザンごっこと高いブランコ、そして木工体験。
ターザンごっこは何度も繰り返して、次女と取り合いながら楽しんでいた。
結局、昼飯代わりに持ってきたおにぎり1個ずつだけで、夕方17時の駐車場利用終了時刻まで遊び切り、場合によったら動物公園で遊ばせようかと思っていたのだが、取り越し苦労に済んだ。
そんな時間まで遊んでいたので、夕食は外で済ませ、突然誕生日プレゼントのアピールを始めた次女に付き合い、閉店間際のトイザラスへ。
無事に誕生日プレゼントも買うことができ、ご機嫌な次女。
次女だけがおもちゃを買ってもらった事にジェラシーたっぷりの長女(先月誕生日プレゼントを買ったばかりなんだけどね)。
欲しいものがあったけど買ってもらえず、食事に寿司を要求するも却下されて不機嫌な息子。
遊び疲れもあって三人三様の状況にはなったけど、全体的には子供たちの笑顔がたっぷり見られて、「また、あの公園に遊びに行きたい」と口を揃えてくれたりと、充実したいい休日になりました
これをきっかけに、9月23日の凶日の悪循環から脱出できるといいな~。
そんでもって、人生も少しは上向きになってくれれば。
子供たちの笑顔を少しでも沢山見るために、頑張りたいと思っているし。
やるだけのことをやってみながら、苦しい毎日だけど、いつも心に太陽を持って、子供たちの笑顔を苦しい時には思いだして、頑張る力に変えて行ければ。
不安も沢山ある毎日だけど、1日1日を大切にしていきたい。
今は家族と共にいられる時間が沢山あることに感謝して、何とか転職先を見つけて、家族に安心して暮らしてもらえるように。
ま、なんくるなるさ~。人生きっとそんなもんだよね。
その日は秋分の日
季節の分かれ目
秋が訪れ、過ごしやすい季節の到来の日で、天候も秋晴れだったりと、気持ちいい日が多いのは事実かもしれない
しかし、だ。
僕にとっては、9月23日というのは、言わば凶日なのだ
その凶日が始まったのは、忘れもしない小学2年生の時の秋分の日、9月23日。
その日、僕は妹や近所の友達と公園で遊んでいた。
今は見かけなくなった箱型ブランコで、僕は皆のために座席の後ろからブランコを押して勢いをつける係だった
ブランコを押していた時、何の拍子にか、押すだけじゃなくてブランコにぶら下がってみたら、飛んでる気分が味わえるんじゃなかろうか、と思い、背もたれの部分につかまってブラ~ン
行きはよいよい、帰りは恐い、とはまさにこのことと思い知るまでわずか2、3秒だっただろうか……
ぶら下がって一瞬楽しい思いをした直後、勢いよく戻ってきたブランコで足を強打、更に地面とブランコの間に足を挟まれ捻られて、そのままブランコに吹っ飛ばされた
上半身だけで何とか起き上がってみると、太腿が普段の3~4倍に腫れあがっている
感触として、間違いなく骨折した、ということが自覚できた。
不思議と痛みはなく、というか、感触がない状態。
妹達と、少し僕より年上の友達に、『骨が折れたみたいだから、お母さんを呼んできて救急車を呼んでもらって」と冷静に頼み、待つこと15分以上
普段からやんちゃでケガの多かった僕に対し、母は「また大袈裟なことを言って」と思い、昼ドラを観終わってから重い腰を上げて公園へやって来て、腫れ上がった僕の太腿を見てパニック状態に
何とか救急車を呼んでもらい、骨折個所を空気枕で衝撃を押さえある程度固定できる状態にして病院へ連れて行ってもらった
祝日でもあり、なかなか病院が見つからず、連れて行かれたのは入院施設のない整形外科。
激痛の走る整復作業の後、足の指先から腰の上までギプス固定され、そのまま約3ヶ月寝たきりの生活を送ることになった
その年以後、不思議と9月23日は不吉なことが起きることが多くなった。
遊んでて捻挫すること数回、とんだハプニングに見舞われたり、嫌なことがあったり、イベントで失敗をしてしまったり
高校生の時に死んだ祖父と最期に会ったのも9月23日
そんなわけで、9月23日はとても苦手なのだ
因みに、ちゃんとプロポーズもしてなかった嫁さんと、式場のブライダルサロンに連れ込まれて、無理矢理結婚の日取りを決めさせられたことがあったが、その日取りは悪夢の9月23日で、これは絶対に何か不吉な結婚式になる、と思った覚えもある
結局は、日取りを変更して、ありがたいことに今まで幸せな家族生活を送らせていただいているが
まぁ、そんな嫌な日が今日だったわけだ。
来週には退職日を迎えることになり、将来的な不安も抱えながら、今朝を迎えた時には、正直心はかなり重かった
しかし、雲が多いながらも天気予報は午後から晴れ、台風が過ぎてから一気に気温が下がり、随分過ごしやすくなった気候の中で、せっかくの三連休、子供達を家で遊ばせるには、ストレスもたまるだろうし、エネルギーが発散しきれなくてコントロール不能に陥りかねない
というわけで、気持ちを立て直して、朝から出掛けることにした
行き先は、昨日誕生日を迎えてご機嫌な次女が幼稚園でもらって来た雑誌に掲載されていたとある公園
しかし、往路でいきなり大渋滞にハマってしまい、30分弱で着く予定が、1時間余りもかかってしまった。
やっぱり今日は外出すべきではなかったか……動かない車の中で不機嫌になっていく子供達を見ながらそう思ったよ。
でも、何とか到着まで皆爆発せずに待ってくれた。
この公園には、駐車場がないのだが、隣接している動物園の駐車場を使うことができ、利用料金は1日500円
公園自体は無料で使える施設なので、まぁ安上がりな場所である。
駐車場から案内板に沿って獣道を進むこと約5分程度かな?
やや高台にある公園に着いた。
どうやら動物園の逆側は、普通の住宅街で、近所の子供達の遊び場になっている模様。
我々みたいに車で来たらしき家族はあまり見当たらず、子供達が楽しそうに遊んでいる。
ただ、第一印象は「ショボッ!」
こえぴょんのお得意のパラダイス系かと思ったよ。
しかし、子供達の捉え方は全く違ったようだ。
普段はできない焚火遊びに、ターザンごっこのようなロープ遊び、丸太で作った滑り台、ハンモック、井戸水をくみ上げるポンプ遊び、高い枝からぶら 下がった普段は味わえないような背の高いブランコ、鋸や金槌を借りて行う木工体験に、バッタ等の虫採りと、狭い場所ながらも夢中になれる遊びを見つけて、 お腹がすくのも忘れて夕方まで夢中で遊び回っていた
キャンプやバーベキューでも火おこしや火の番をするのが大好きな息子は、ずっと焚火遊びに夢中。枝を見つけてきては火の中へ入れたり、鍋やフライパンを使って、野草や木の葉で料理ごっこ
次女はバッタ採りに始まり、高いブランコや、ポンプでの水のくみ上げ、ターザンごっことあちこち走り回っていた
長女が夢中になったのは、ターザンごっこと高いブランコ、そして木工体験。
ターザンごっこは何度も繰り返して、次女と取り合いながら楽しんでいた。
結局、昼飯代わりに持ってきたおにぎり1個ずつだけで、夕方17時の駐車場利用終了時刻まで遊び切り、場合によったら動物公園で遊ばせようかと思っていたのだが、取り越し苦労に済んだ。
そんな時間まで遊んでいたので、夕食は外で済ませ、突然誕生日プレゼントのアピールを始めた次女に付き合い、閉店間際のトイザラスへ。
無事に誕生日プレゼントも買うことができ、ご機嫌な次女。
次女だけがおもちゃを買ってもらった事にジェラシーたっぷりの長女(先月誕生日プレゼントを買ったばかりなんだけどね)。
欲しいものがあったけど買ってもらえず、食事に寿司を要求するも却下されて不機嫌な息子。
遊び疲れもあって三人三様の状況にはなったけど、全体的には子供たちの笑顔がたっぷり見られて、「また、あの公園に遊びに行きたい」と口を揃えてくれたりと、充実したいい休日になりました
これをきっかけに、9月23日の凶日の悪循環から脱出できるといいな~。
そんでもって、人生も少しは上向きになってくれれば。
子供たちの笑顔を少しでも沢山見るために、頑張りたいと思っているし。
やるだけのことをやってみながら、苦しい毎日だけど、いつも心に太陽を持って、子供たちの笑顔を苦しい時には思いだして、頑張る力に変えて行ければ。
不安も沢山ある毎日だけど、1日1日を大切にしていきたい。
今は家族と共にいられる時間が沢山あることに感謝して、何とか転職先を見つけて、家族に安心して暮らしてもらえるように。
ま、なんくるなるさ~。人生きっとそんなもんだよね。