今夜は中秋の名月。
できれば、久々に天体望遠鏡を持って、チビ達と夜空の観察に行こうかな、と思っていたんだけど。
夕焼けは綺麗だったのに、残念ながら、夜空には雲が多く。
しかも風が強いようで、雲の流れが速い。
天体観測には適さない感じだったので、敢えてチビ達を誘うのはやめた。

家族が寝静まってから、ベランダに出て、夜空を見上げる。
相変わらず雲が多い。。。
でも、雲の切れ間から、真ん丸いお月様が明るく見えた。
ちょっぴり遠く感じる今日の月。
でも、雲の切れ間から薄雲を通して観る月は、いつもより優しい光で照らしてくれているように感じられた。
月って、自分から輝いているわけでなく、太陽に照らされているからなのか、光がとても優しいよね。
ボ~ッと月を見ていると、遠距離恋愛の恋人達のことを考えてしまう。
一緒に月を見上げながら、恋を語っているのかな……なんて。
例え離れているとしても、同じ月を見て、同じように優しさや美しさを感じられたらいいな、って。

透き通るような青空も、気持ちが清々しくなるから大好き。
朝日に照らされて様々な色のグラデーションが楽しめる朝の空も好き。
赤く染まった夕日に明日を思う夕焼けの空も好き。
でも、降り注ぐような星達に囲まれて、月明かりの下で大好きな人と2人きりになれる夜空は一番好きかもしれない。
都会じゃ、なかなかそんなに星達に囲まれやしないで、ビルや車の明かりに囲まれがちだけど。
まぁ、都会の夜景も悪くないさ。
でも、夜景と言えば、星が沢山見えるのが一番だな。

思い返してみると……
夏合宿や冬合宿で行った信州や信越の山々での夜空
故郷の夜空
祖父母のいる四国の夜空
エアーズロックで見た360度何も遮るものがない真っ暗な夜空
ゴールドコーストから少し離れた丘の上から見た星空とゴールドコーストの街の夜景
そんな情景が胸に浮かんでくる。

そうだ、あの夜景を観て、老後はゴールドコーストの丘の上に住みたいな、って思ったんだった。
あの夢、今もまだ胸に秘めてるんだ。
千葉で暮らす今も気に入ってはいるし、ステキなマンションライフ、楽しんでいるけど……
僕のライフプランは、ここで終わりじゃない。
故郷に帰るか、四国に住むか……最大の夢であるゴールドコーストを実現するか、老後はそのどれかを選択していたい。
今日は、その思いを改めて月に誓った。