月曜日から木曜日は、自己実現トレーニングです。今日は自己実現への道 第6歩「長所を伸ばし、短所を活かす」の基になる「気質」の話の続きです。

四気質の比較、今日は「静」のグループ、別の言い方をすれば「冷静」のグループである「調和」気質と「冷静かつ論理的」気質の違いについてです。

両者ともいつも冷静に物事を見ているということは共通していますが、目の向けられる方向が異なっているんです。

「調和」気質が強い人は、西の空や雲、野原や山々はもちろん無機質な建物さえも綺麗なオレンジ色に染めていく夕日のような存在です。見る者を癒すだけでなく、熱くなり過ぎた人々をゆっくりと冷ましてゆっくりと休める場所に導きます。つまり、いつも人間関係のバランスを客観的に見つめ、それが崩れそうになった時は間に入って調整する立場を取ります。

それに対し「冷静かつ論理的」気質が強い人は北の空のように太陽は輝いていません。世間や人間関係のごたごたに対して冷めた目を向けています。人との接触は自分の理屈にかなった範囲内で義務的に行われ、積極的に輪の中に入って行こうとはしません。

もし目の前に誰かと誰かが揉めているとします。「調和」気質の人はパッと仲裁に入りますが、「冷静かつ論理的」気質の人は全く関心を示さないか、「何くだらないことで揉めているんだ。」と少し馬鹿にした感じで見るでしょう。