気性と環境

月曜日から木曜日は、自己実現トレーニングです。今日は自己実現への道 第６歩｢長所を伸ばし、短所を活かす｣で、｢気質｣と｢気性｣、人格のおにぎりの話です。

人は皆、気質という個性を持って生まれて来ますが、育つ環境が人格形成に与える影響は大変大きいです。

気質がどうであれ、日本人に育てられれば日本人に、アメリカ人に育てられればアメリカ人に、インド人に育てられればインド人になります。もっと極端なケースでは、狼に育てられた子が狼になったという有名な実例がありますよね。そう、インドの狼姉妹アマラとカマラの話です。

それほどに生活環境は子どもの人格形成に強い影響を及ぼすということなんです。

しかしながら、環境が全てではないんです。気性の奥には気質がドンとあるからです。これを無視して人格形成を考えることはできません。人格について、遺伝論と環境論が対立して論じられた時代もありますが、現在ではその両方を見ていく考えに変わっています。

というわけで、明日は気質と気性の関係について書こうと思います。