日曜日は私が好きなもの、気に入った映画や本とかについて自由に書いています。今日はシリーズで書いているアニメ「巨人の星」の記事をお休みにして、映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」です。

この映画は一昨年前に劇場公開された時、観たいと思っていながら見逃してしまい、その後、日本アカデミー賞などいろいろな所で評価されていたので、なおさら観たいと思っていた作品です。

それがテレビ放映されたので「やった」と思い、録画しました。そこまでは良かったのですが、その後ずっと忙しくて時間が取れず、見られず仕舞いになっていました。

それがこの前ふと時間ができたので見てみたんです。

感動に次ぐ感動でした。何て言うのでしょうか。「ロッキー」のようにラストにワーッと大感動が来るのではなく、ぐっと来るシーンやエピソードか詰まっている映画なんです。

主人公は一人ではありません。怒り、悲しみ、不安、寂しさを抱える、まさに老若男女が同じ電車に居合わせた人とつながりを持ち、そして勇気や元気をもらうんです。テーマはズバリ「思いやり」です。こんなにも思いやりが詰まったあったかい映画は多くありません。

それにこの映画はとっても日本的なんです。そこで生じる問題も電車内のマナー、イジメ、DVなど日本的ですが、やっぱり人々が示す思いやりが良いんです。日本人に生まれて、この映画と出会えて良かったと思いました。