高等動物の子どもは遊びを通して学習する。これを自然界の道理として考えるか否かで教育の在り方は全く変わって来ます。

私は才能がある人を三種類に分けて考えています。

まずは秀才。嫌々ながらかもしれないが日々の努力によってその才能を身につけた人です。小さい頃から親に叱られたり、すかされたりして他のことを我慢しながら頑張ってきた人はこれに当たります。

次に天才。生れつき何らかの活動に適した体格、あるいは脳力を持っている人です。一般の人達よりも少ない努力で結果を出してしまいます。

最後は、努力する天才。好きで好きでたまらなく、エネルギーと時間を惜しみ無くそれに使う人です。

小さい頃に天才と呼ばれていた人も平凡な大人になってしまったという話、よく聞きますよね。大した努力をしなくてもできてしまうことに甘えているうちに他の人達に追い抜かれてしまうんですね。

それに対し、努力する天才は無敵です。彼らはいつも心の中で叫んでいます。「これ、得意!」「これ、やっている時が一番幸せ!」「大好きだから、ずっとずっとやっていたい!」

こういう人は最強です。たとえ体格やIQがずば抜けてすごくなくても、単なる天才を凌駕してしまいます。昔っから「好きこそものの上手なれ」と言いますよね。