繰り返し言う意義

先週木曜日の続きで、諦めずに大きな目標に向かっていく子を育てるための６つのこと。五つめ｢途中で諦めないで良かったねと言う｣について書きます。

努力が実った時は必ず｢途中で諦めないで良かったね。｣と言うなんて、ちょっとしつこ過ぎるのでは？、そう思われる人もいるでしょう。

確かに苦労に苦労を重ねて何とか成功させて子ども自身がそう思っている時に、絶妙なタイミングで親御さんがこの言葉を投げかけたら、それは一発で「心の声」になるかもしれません。でも、それはやっぱりレアケースなんです。

大事なことはひたすら繰り返し聞く、私の授業ではこれをモットーにしています。

一度説明したことは生徒がみんな覚えていると思いこんでいる先生の授業は、生徒に人気がありません。｢これは前に教えたからわかっているよね。｣と言って決めつけられると、わからなくても言えないので余計にわからなくなるそうです。

私は一度教えたことでも本当にずっと頭の中に入れておいてほしいことは、機会あるごとに何度も確認し、忘れていれば説明をし直します。生徒にアンケートを取ると決まってそれがありがたいと書く生徒がたくさんいるんです。