金曜日は「自己実現への道」トレーニング。第4章、「TPOを身につけさせる」です。先週は勉強も遊びも部活動もボランティアも見事にこなすスーパー中学生たちに共通している点は、切り替えができることだという話を書きました。

TPOのキーワードである「切り替え」、逆にこれができないと、その子は日々、自己実現への道から遠ざかっているんです。

「切り替え」ができる子は授業が始まる時間が近くになったら「次は数学かぁ。よし、やるぞ!」と自分に気合いを入れます。「切り替え」ができない子は、授業が始まっても気持ちは休み時間のままです。ボーッと他のことを考えていたり、関係ないことをしています。

家庭学習についても同じで、切り替えができる子は、やると決めていた時間が来たらスクッと立ち上がって勉強机に向かいますが、できない子は、なかなか動けません。しびれを切らした親御さんが「そろそろ勉強したら。」と声をかけると、心の中では『やらなきゃ。やらなきゃ。』と思っていたりするので、「今やろうと思ってたのに、言うんだもんなぁ!」とふてくされたりします。

その後、何とか机に向かったあとも、やはり心を切り替えることができず、いろんなことが気になってしまいます。試験勉強になると普段散らかしていた机の上を急に片付けたりするのは、気持ちの切り替えができないことによるストレスのなせる技です。

以上のような違いを見れば、切り替えができる子とできない子で、学習で大変な差がつくのは当然ですよね。