失敗の原因を

金曜日は｢自己実現への道｣トレーニングです。今は、第３章｢プラス思考を身につけさせる｣について書いています。

子どもと一緒に失敗の原因と対策を考える習慣を親御さんが持つと、子どものプラス志向はどんどん育って行きます。

例えば、子どもが外で転んで怪我をし、泣いて帰ってきたとします。まあ、慰めたり、手当をしてあげますよね。でも、それで終わらせず、落ち着いたら｢どうして転んだの？｣と聞きます。原因の分析のスタートですね。

何かにつまづいたなど子ども自身がすでに原因を把握している時は良いのですが、｢わからないけど、転んじゃった。｣というような場合は、親御さんが一緒に考えてあげないと分析できません。

質問をして子どもにその時の状況を思い出させます。

｢どんな場所で転んだの？｣｢転んだ時、足元に何かなかった？｣｢歩いていて転んだの？それとも走ってたの？｣｢足がもつれたりしなかった？｣

聞かれれば、子どもは考えるので、何か思い出すかもしれません。そうしたら次は、どうしたら同じことが起きないようにできるか、対策を一緒に考えます。

また、もし何も思い出さないようなら、｢次に転んだら、その時はすぐになんで転んじゃったのか考えてごらん。｣と言ってあげて下さい。そうすることによって、失敗したら原因をちゃんと分析する子が育って行きます。