大自立トレーニング9号「長期的、中期的、短期的目標を立てる」、昨日の続きです。

かつてのほとんどの日本の学生たちは、特に何も考えず、親や学校の先生が短期、中期、長期の順番で示す目標を一つ一つ達成していけば、大人になって安定した生活を手に入れることができました。

しかし、今は違います。次に何が起こるかわからない、先行きの予想できない時代、「この道に進めば幸せな人生を送れる!」と大人がはっきりと言えなくなりました。

もし、まだそんなことを言っている大人がいたら、その人は脳みそを昭和の高度成長期にとり残して来ています。

確かに知識、教養は人生を切り開いて行く上で重要ですが、だからと言って、東大に行けば幸せになれるというわけではありません。東大生だって勉強以外の何かがないと会社の採用試験に合格できないというのが現状なのに、そんなことをを全く知らずに「東大に入れば将来は安泰」と子どもに勉強以外のことさせない親御さんは、子どもをどんどん不幸にしていることになります。

これからの社会では、大人が示す目標を何の疑いもなく受けいれてしまうのではなく、自ら目標を設定し努力していける人が幸せな人生を送ることができるんです。

つづく