土曜日なので今週の日記です。

今週は、娘と一緒に、東京都美術館で開催されているモダンアート展を見に行きました。

毎年、この時期、この展覧会を見に行くことを楽しみにしています。モダンアートなので普通の風景画や人物画は全くなく、一面黒一色の作品とか、独創的な絵や立体作品が並んでいるんです。一つとして同じような作品はありません。

人間の発想の豊かさをこれ程に感じることができる展覧会は、他になかなかありません。自分の感性にピンと来るものとそうでないものがはっきりしているので、その中でお気に入りの絵を見つけることも娘の楽しみになっています。

今年はさらに楽しみが増えました。その道の第一人者の指導によるワークショップが開催されたんです。もちろん娘と共に参加しました。その日によってテーマが違うのですが、私たちが行ったのは「ドリッピング」というものでした。

部屋に入ると床も壁もビッシリとビニールで1覆われていて、床には大きな紙が二枚置いてありました。

ドリッピングとは、その紙に向かって絵の具をたっぷりと染み込ませたハケを思いっ切り振り回したり、フタに小さな穴が空いているペットボトルに絵の具を入れ大胆に垂らして行ったりして自由に絵を描いて行くんです。

大人と子どもに別れてやっていたのですが、途中、子どもたちの様子を見てビックリ!大胆さ、自由さは大人の倍以上!すぐに感化されて私もより思いっ切りやりました。

出来上がった作品を並べてみたら、スッゴく面白い!単に絵の具を飛ばしたりするだけでも本当に一人ひとりの個性が出ます。子どもの作品の中でもプロの画家が描いたような傑作が多々ありました。

作品の出来もさることながら、今回つくづく参加して良かったと思ったのは、とにかく楽しかったことです。洋服も顔も手も靴も絵の具だらけになって、ハケを振り回すことなんて普通できないですからね。私も人生で初めてでした。

子どもたちはもちろん、大人たちにとっても有意義な時間でした。