4月、新年度を迎える度に私は「今年度は、これをやろう!」という10大目標を掲げます。年によっては本の出版といった時間と労力をものすごく必要とするものを目標とすることもあります。

そんな目標を掲げた時にまず行うのは日々の生活の見直しです。「計画は無理なく、無駄なく」を基本にローティーンを調整します。それまでだって多忙な日々を送っていたのですから、そこに執筆活動をただ入れたら、睡眠時間が少なくなって体を壊してしまいます。

無理のない計画を立てるためには、その大目標を達成するということを最重視した時に、生活の中で、「ここは、無駄な時間だろうな。」と思える所を削って、その活動に当てるんです。

「何かを達成するためには何かを捨てなければいけない」ー成功者がよく口にする言葉ですが、まさにこれですね。

私の場合は、「よし、本を書くぞ!」と決め、その目標達成のために何を捨てたかと言うと、働き始めてから10年以上ずっと買い続けたマンガ雑誌を買うのを止めました。毎週決まった曜日に駅の売店で買って、何日かに分けて読むのを通勤電車の中の楽しみにしていましたが、それを止めたんです。

まだ連載途中で続きが思いっきり気になりましたが、どう考えても、原稿執筆に割り当てるとしたら、その時間しかなかったんです。「夢とマンガ雑誌、どっちが大事かなんて決まってる!捨てることによって本当に望むものが得られる!ヨシッ!」と自分に気合いを入れて、計画を実行しました。あの時マンガの誘惑に負けていたら目標達成は成らなかったと思います。

この経験については高3生によく話しています。