読書で擬似体験

ママさんが読み聞かせをしたりして、小さい頃から読書に親しんで来た子たちを見ると、問題発見解決能力に富んだ子が多いんです。

良い本にたくさん出会うと、自然に登場人物に感情移入するようになります。喜んだり、悲しんだり、ワクワクしたり、ハラハラドキドキしているうちに自分以外の人たちの気持ちやかんがえがわかるようになります。

また、それを通してできる擬似体験は実際に私たちが体験できるレベルを越えています。

読書をすれば、イギリスの子になってロンドンの下町で生活することも、無人島で知恵を絞ってサバイバルしたりもできます。名探偵になって難事件を解決したり、ジャングルの王者になって人喰い虎と戦うこともできます。小さな船に乗って太平洋を横断したり、惑星探査機を宇宙に飛ばすこともできます。

ちょっと思いついただけでも、こんなにたくさん！他にもまだまだいくらでもありますよね。これだけの擬似体験ができれば、問題発見解決能力はいやがおうでも上がって来ます。

子ども時代の読書体験は、その人の思考のベースになり、将来、皆さんのお子さんが何らかの問題にぶつかった時、それを解く発想を生み出す素になるんです。是非是非是非、読書好きになる環境づくりを！