話し方トレーニング

昨日は、話す力の土台作りについて書きましたが、今日は家庭でできる話し方のトレーニングについて書きます。

落語家やアナウンサー、バスガイド、話のプロ達がどのようにして話し方を学ぶかと言うと、まずベテランの真似をするんです。話すスピード、さらにその変化、間の取り方、言葉の強弱、そういった細かい所までよく聞いて、その技術を身につけます。

子ども達の場合も真似から話し方を身につけます。基本的には親の話し方の影響を受けます。親子面談をすると『この子の話し方、お母さんにそっくり！』と驚かされることが多々あります。もちろん家族以外にもしょっちゅう遊んでいる友達やテレビのキャラクターからも影響を受けたりもしますが、いずれの場合も日常よく耳に入って来る話し方かインプットされて行きます。

そこで是非、教育熱心ママさんにやって頂きたいのが｢読み聞かせ｣です。それもお話のお姉さんになったように情緒たっぷりに読んでもらいたいんです。｢ ｣内のセリフは登場人物になり切って、老若男女の声を使い分け、喜怒哀楽を十分に表現して下さいね。ナレーション部分も場面に合わせて変化を持たせて下さい。読み聞かせをしてあげればあげるほど話し方が豊かになります。

子どもが字を読めるようになったら音読させましょう。親子で一文ずつ、かわりばんこに読むのも良いですよ。教育テレビなどで絵本の朗読をやっていたら参考にして、二人で作品を作っていくイメージで読んでみて下さい。楽しみながら話し方が上手になっていきますよ。