金曜日なので「自立」の記事を書きます。

先週は、「過度な働きかけ」、つまり子離れできない親についてでした。今週はいくつになっても親離れできない子についてです。

通常、反抗期になると自分ができることなのに親に手を出されることを嫌がるようになります。親に甘えることにも抵抗を感じてきます。

しかし中にはそうでない子、何でもかんでも親に頼りっ放しの子もいます。親は自立してほしいと望んでいるのですが、なかなかうまくいきません。その子自身にとって大切なことも自分では決められません。社会人になった後も自分に自信が持てず常に不安と不満を抱えながら生きています。

幼少期、思春期を迎える前までに十分に親に甘えることができないとこういうことが起きます。とことん甘えさせると『もうお腹いっぱい!』とばかりにパッと切り替えて自立を目指すようになるんです。逆に甘えさせないで育てると、その年齢になっても『まだまだ足りない!』と自立の一歩を踏み出しません。

愛情の受け取り方、甘えの欲求は子供一人ひとりで異なります。ちょうど少食の子と大食いの子がいるように。だから子供をよく見て、その子が満足するまで甘えさせる必要があるんです。

次回、次の金曜日は甘えさせると甘やかすの違いを書きます。