「あしたのための その4 理由を言ってほめる」について書いてきましたが、今日はそのまとめです。
いろいろな育児書が薦めているようにほめることは本当に大切です。ただし、「ほめる」の基本はその子を認めること。そのことを忘れて子供を親が持っている理想像に当てはめるためにこれを乱用するとかえって子供を不幸にします。
ママの言うことを何でも「はい」と言う「良い子」、やってほしいと思うことを完璧にパッとやる子は心配です。
外に連れ出した時に「良い子」なのは良いんです。普段はいたずらし放題のわんばく小僧なのにご近所や親戚の家に行った途端に急にしっかりとする子、「サザエさん」のカツオ君みたいな子は生きる力にあふれています(カツオは何度も養子に欲しいと正式に申し込まれています)。
危険なのは、いつでもどこでも良い子です。家でも常に良い子だとしたら大切な取引先の人を接待しているサラリーマンのようにいつも気をはっていることになります。ほめられることばかり意識しているんですね。それでは気が休まらないし、自分を出す時間もないですよね。
思春期になって変われば良いのですが、そのまま「良い子」を続けると自己決定力も主体性も育ちません。また、自分がやりたくないことを我慢してやっている人は、やらない人がいると憤りを感じるようになります。こうして人にどう見られているかばかりを気にしつつ、他人の失敗を許せない大人になります。そういう人は精神的に自立していないし、ストレスフルです。
子供をこんな不幸な目に合わせないためにも「理由を言ってほめる」を実行してみて下さい。それは子供の思いやりトレーニングになると同時に親自身が自分は何についてほめているのか、その本質に気づけるんです。
「100点取って偉いわねぇ。理由は・・・、あれっ?努力したから・・・、でも80点の時も努力してたか・・・あれっ?何?なんで偉いんだっけ。んーっ、分数できるようになって良かったね。友達と何か分ける時、便利になるよ。」と、こんな具合です。
これまでに書いてきたことを全部理解して頂いたら、あとは思う存分ほめてあげて下さい。4つのほめ言葉を見事に使い分ける達人となって、お子さんの自信、才能、人間力、愛をぐんぐん伸ばしてあげましょう。
いろいろな育児書が薦めているようにほめることは本当に大切です。ただし、「ほめる」の基本はその子を認めること。そのことを忘れて子供を親が持っている理想像に当てはめるためにこれを乱用するとかえって子供を不幸にします。
ママの言うことを何でも「はい」と言う「良い子」、やってほしいと思うことを完璧にパッとやる子は心配です。
外に連れ出した時に「良い子」なのは良いんです。普段はいたずらし放題のわんばく小僧なのにご近所や親戚の家に行った途端に急にしっかりとする子、「サザエさん」のカツオ君みたいな子は生きる力にあふれています(カツオは何度も養子に欲しいと正式に申し込まれています)。
危険なのは、いつでもどこでも良い子です。家でも常に良い子だとしたら大切な取引先の人を接待しているサラリーマンのようにいつも気をはっていることになります。ほめられることばかり意識しているんですね。それでは気が休まらないし、自分を出す時間もないですよね。
思春期になって変われば良いのですが、そのまま「良い子」を続けると自己決定力も主体性も育ちません。また、自分がやりたくないことを我慢してやっている人は、やらない人がいると憤りを感じるようになります。こうして人にどう見られているかばかりを気にしつつ、他人の失敗を許せない大人になります。そういう人は精神的に自立していないし、ストレスフルです。
子供をこんな不幸な目に合わせないためにも「理由を言ってほめる」を実行してみて下さい。それは子供の思いやりトレーニングになると同時に親自身が自分は何についてほめているのか、その本質に気づけるんです。
「100点取って偉いわねぇ。理由は・・・、あれっ?努力したから・・・、でも80点の時も努力してたか・・・あれっ?何?なんで偉いんだっけ。んーっ、分数できるようになって良かったね。友達と何か分ける時、便利になるよ。」と、こんな具合です。
これまでに書いてきたことを全部理解して頂いたら、あとは思う存分ほめてあげて下さい。4つのほめ言葉を見事に使い分ける達人となって、お子さんの自信、才能、人間力、愛をぐんぐん伸ばしてあげましょう。