昨日の記事の続きです。
2003年、プチエンジェル事件によって目が覚めたのは私だけではありませんでした。
翌日、帰宅の電車に乗った時のことです。私と同じ駅から乗って来た男子高校生2人が空席がないと見るやいなや入口近くの床に座りました。
『注意すべきだな。』と向かおうとした刹那、学生の前にいた貫禄のあるおじさんが「電車の床に座るな!立て!」とバシッと叱ったのです。またも周りの大人達がしんとなって見守っていますと、その子達はすぐに「すみません。」と言って立ち上がりました。
その3日後のことです。今度はものすごい化粧をした女子高生が車内で大声で話をしていました。そのうちテンションがさらに上がり、本当にうるさくなった時です。一人の中年のサラリーマンが「静かにしてくれますか。」と声をかけました。
その方は大人しそうな感じの人で、これまでなら間違いなく「うっぜんだよ。おやじ!」「話しかけてんじゃねぇよ、はげっ!」と逆ギレされるパターンでした。
ところがです、その子達は素直に「はい」と言ってトーンを落としたんです。その瞬間、車内中に暖かい光が射したようでした。『この子達は異星人じゃないんだ。話が通るんだ。』そこにいた大人達の顔を見ると皆がそう思っているのがわかりました。
つづく
2003年、プチエンジェル事件によって目が覚めたのは私だけではありませんでした。
翌日、帰宅の電車に乗った時のことです。私と同じ駅から乗って来た男子高校生2人が空席がないと見るやいなや入口近くの床に座りました。
『注意すべきだな。』と向かおうとした刹那、学生の前にいた貫禄のあるおじさんが「電車の床に座るな!立て!」とバシッと叱ったのです。またも周りの大人達がしんとなって見守っていますと、その子達はすぐに「すみません。」と言って立ち上がりました。
その3日後のことです。今度はものすごい化粧をした女子高生が車内で大声で話をしていました。そのうちテンションがさらに上がり、本当にうるさくなった時です。一人の中年のサラリーマンが「静かにしてくれますか。」と声をかけました。
その方は大人しそうな感じの人で、これまでなら間違いなく「うっぜんだよ。おやじ!」「話しかけてんじゃねぇよ、はげっ!」と逆ギレされるパターンでした。
ところがです、その子達は素直に「はい」と言ってトーンを落としたんです。その瞬間、車内中に暖かい光が射したようでした。『この子達は異星人じゃないんだ。話が通るんだ。』そこにいた大人達の顔を見ると皆がそう思っているのがわかりました。
つづく