写真は段ボールでつくったタンポポです、

文章の中身と関係なくてすみません

死んでいたはなし

忙しいのと心の落ち込みが激しすぎて

ブログの更新が随分遠のいてしまった。

人に突然バカにされ

笑われる。

そういうのは慣れていたはずなのに。

こういう波は虐待された人間あるあるだとは思うし

そんなに大げさでもなく

小学低学年の頃から

いつも消えたいなあ、となんとなく思っていた。

感情を出せば怒られるし

すべての自分の感情は親がきめることだった。喜べだの、感謝しろだの。

トイレにいると家族の笑い声が聞こえて、

自分はその楽しそうな輪には入れず

いつも私がいるだけで親は不機嫌であり、怒鳴るだけ威嚇するだけ。

当時はなぜかも分からず

ただただトイレのドアを閉めたまま

ぼんやりカレンダーの写真を眺めていた。

一人は怒鳴られなくてすむ。

笑い声だけ遠くで聞いていればいい。

慣れた場所はいつも突然の引っ越しで消え去り

親は気遣いも心配もなく

餌がもらえるだけいいでしょ、といった態度であり本当の意味でどこにも居場所などなく

世界はただよそよそしかった。

どこかの外国の

金色の落ち葉の上には並木道。

誰もいないし、動物もいない。

風景だけの写真。

いつも閉ざされた世界で

本の中や写真の中で飛び回っては遊んで、

妄想遊び疲れて、気がつくと

消えたくなる。

黒黒と深く大きな穴はいつも側で口を開けており

いつも私が飛び込むだけの状態なのが、

お約束た。

子どもの頃から変わらない。

とはいえ、歳をとった分、

元の性分をこれからくる未来の時間や歩いた距離に期待できなくなってきた。

まだ見えていないだけでこの先があるはず、ちがうはず。

あの曲がり角まで走ってみよう、

とりあえずこの壁を登りきるところまで登ってみよう、

みたいなとりあえず生きていく、

のも今ではしんどく感じる。

ただただ体は重く

季節は暑く、やることだけは多く

心は重しを乗せたみたいだ。

更年期、

ババアだから仕方ない

ババアだから生きていても仕方ない

となる。

毒親育ちにありがちな男運のなさもなく

男運だけはありがたいほど良いが

仕事はいつも重くて安い方だ。

勤めるたびに、なんとなく人も仕事もしんどくなり辞めてしまう。

そんなことを繰り返して18社。

45を越しても1年で４社変わった。

なぜか面接だけは受かってしまう。

定年まで働きたい、

添い遂げたいと思える会社にたどり着きたくて足掻いてはみたが

やはり歳をとっただけで

なんの価値もないように思えてしまう。

虐待された人間は何も積み上がらない。

いつも自分だけあたりがきつく感じたり

人のイライラを無意味に「癖で」受け取っては自分なぞ、どこにもいらないんじゃないかと思う。

かといって、

入社して2ヶ月で

新商品のアイデアがとおり形になり販売も決まり　他にもいくつか企画したものも採用され

カタログの表紙デザイン案も採用されて

はたからみたら、いろいろやっているように見えているらしい。

実際に社長からも褒められ、

先日のパワハラ報告したら

お詫びに、といった体でおいしいご飯をごちそうになった。

おかげでハゲたジジイは蚊帳の外となった。

皆にも元々ハラスメント体質で何人も辞めさせたやつだから気にするな、と言われる。

旦那にも気にするな、と言われる。

いつも喜ばれ、感謝され

期待されているのを感じないこともない。

家族からは、やさしくされている、と思う。

それなのに！

それでも虚しく

いつでもやっぱりきえたいなあ、と思う。

底意地の悪い親みたいな人間から

とやかく言われても動じないでいる、その強さが子どもの頃から養われていない。

親に殺され続けたメンタルはすぐ些細なことで折れてしまう。

なので、だいたい疲れると空を仰いで

雲の上から槍が振ってきて

頭から尻の穴まで一気に突き刺してくれないかと思う。

満員電車でも、いつもジジイか

若いニイチャン、オネエチャンばかりだ。

本当にババア率は少ない。

これは正社員、9時５時？あたりで働く人間の相対的な数なんじゃないか、と思う。ババアは生きていても価値がないと言わんばかりの顔ぶれだ。

実際どこでも日本ではババア呼ばわりなわけだし。

世の中は特にババアに厳しい。

トイレで家族の笑い声を聞いていた頃と何も変わらない。

親に威圧的に何か言われても自分が言い返せば良かった、反抗すればよかった、と今なら思うが

どうしようもない上下関係、力の差に

どうしようもなかった。

おかげで今でも耳元に死んだ親の怒鳴り声を

貼り付けたままだからか、

どんなに振り切ろうとしても

無力感がハンパない。

虐待されていない側とは

生きづらさが天と地ほど差があるのは

縮まることがないまま

無価値感に飲み込まれてはずっとそばにあるんだろう。

どんな結果をだしても積み上がらなかった、

どうしたら生きていてもいいのだ、と思えるのかまだこの歳でもわからないでいる。

死んでいた話と生き返った話