アメフトは日本では

「大学デビュー」

が出来る数少ないスポーツです。

 

アメフトにはいろんなポジションがあり、

「いろんなスポーツの動きが活かせるから」

なのです。

 

僕が学生時代のチームメイトも

 

野球

ラグビー

柔道

サッカー

.....etc

 

とにかくいろんなスポーツ経験者がいました。

「高校時代、帰宅部」

というやつもいました😳

そういうやつも大活躍していたのが

「アメリカンフットボール」

というスポーツです。

 

いろんな部活経験者がいる中、

日本では多くのアスリートが集まる

「野球経験者」

がけっこう多いです。

 

アメフトの大学王座決定戦は

「甲子園ボウル」

と呼ばれていて、

名前の通り甲子園球場で行われます。

 

「高校野球経験者が大学でも甲子園を目指す」

というドラマもありますね⚾🏈🏟

 

WBCで大人気になったヌートバー、

実はアメフトでもすごい選手だったんです!

 

メジャーリーガーのヌートバーは

「もしかしたらNFLのQBだったかも!?」

という話も出ていますね。

 

 
 

 
 
 
 

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ヌートバーはアメフトの花形ポジション

「クォーターバック=QB(キュービー)」

で、

「Elite 11(エリート11)」

という全米中の高校生の中で

「将来有望選手」

にも選ばれるほどでした。

 

今はメジャーリーガーですが、

「もしかしたらNFLのQBだったかも!」

と言われるほどのプレーヤーだったそうです。

 

高校時代にアメフトをプレーしていた時の動画があります。ちょっと見てみて下さい。

なかなかのセンスですよ!!!

 

「Lars Nootbaar」 

 


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ちなみにクォーターバックは英語で

"Quarterback"


アメリカ英語の特徴で単語の途中に出てくる

”t”は「ティ」と発音しませんので、

カタカナで書くと

「クォーラバッ(ク)」

「クォールバッ(ク)」

が近いかなと思います。


普通にカタカナで書く

「クォーターバック」

のように

「ター」と伸ばす感じがあまりないです。

ただ全く伸ばさないわけでもない、

中途半端な感じです😁


それと語尾の「ク」を()で書きましたが、

語尾の音は発音しているようでしていない

感じで言う(?)とそれっぽい感じに

なります😁


難しいのは

「全く発音していないわけではない」

というところです。


「言ってるようで言ってない」

「伸ばしてるようで伸ばしてない」


アメリカ英語はイギリス英語に比べて

「ちょっとだらしない感じ」

が特徴です😁


ちなみに僕は、

アメリカ英語しか話せません😂😂😂


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【QB向きの野球のポジションはどこ?】

 

ヌートバーのように、

「野球とアメフトの二刀流」

はアメリカにはたくさんいるようですね。

 

ヌートバーは野球ではセンター、

アメフトはQBです。


野球に9つのポジションがありますが、

その中で

「QBに向いたポジションはどこだろう?」

を考えてみたいと思います。

 

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「QBはボールを投げるからピッチャー!」

とすぐに思いつきますね。

たしかにピッチャー経験者のQBは多いです。

 

ただ、

野球は野手全員がボールを投げますので

ピッチャー以外にもQBに向いたポジション

はありそうです。

 

僕が思う

「QBに向いた野球のポジション」

 

・ピッチャー

・キャッチャー

・センター

・セカンド

・ショート

 

かなと思います。


面白いのはここに上げた5つのポジションは

「フィールド中央付近に位置するポジション」

ということです。

 

 

これら5つのポジションはQBに必要な

「ボールを左右に投げ分けるスローイング」

を強く求められます。


ここに上げなかったポジションがQBに

向かないということではなく、

「QBに求められる動きに近いもの」

を既に持っているという意味でこの5つの

ポジションを選びました。


それぞれのポジションについて

もう少し詳しく書いてみたいと思います。


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【ピッチャー】

 

「ボールを投げる専門職」

ですので、QBのイメージと重なりますね。

QBはボールを投げるだけではないですが、

ボールを投げることはQBとしての大切な

能力です。


NFLではKansas City Chiefsの

Patrick Mahomesが有名ですね。



キャッチャーに向かって投げるだけでなく、

「牽制球」

で一塁・二塁・三塁に素早く投げる技術が

必要です。

素早く体の向きを変えるための

ステップワークはQBとして非常に大切な

スキルです。



通常のスローイングでは
内角・外角、低め・高めなどに投げ分ける
コントロールの良さが大切ですので、
マンカバーで僅かなセパレーションを取れた
レシーバーには届くがディフェンダーには
届かないような
「繊細にコントロールされたパス」
を投げる資質を持っている可能性があります。



何より、
「試合の勝敗を左右する責任あるポジション」
であることはQBと全く同じで、
強い精神力とリーダーシップを要求されます。

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【キャッチャー】


9人の野手の中で唯一、

「他の8人と反対方向を向いている」

ポジションです。


ホームベースの後ろから

「フィールド全体を見渡す広い視野」

を持ち、バッターの些細な仕草から次の

動きを読み取る洞察力など、


QBとして

「ディフェンスをリードするセンス」

を既に身につけている可能性があります。


また、それを元に判断してサインを出し、

常に全体を見ながら

「次、何をすべきか」

を瞬時に決定していく能力もQBとして非常に

大切な能力です。


NFLでは「GOAT」と呼ばれるTom Bradyが

キャッチャーとしてメジャーリーグにドラフト指名されていたことで有名ですね。

 


盗塁阻止のために素早く牽制球を投げるなど

無駄な動きのないクイックなスローイングは

現代のQBに非常に大切な能力です。



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【センター】

 

外野の中央の一番深いところに位置する

ポジションです。


キャッチャーの反対側から

「フィールド全体を見渡す広い視野」

を持つポジションでもあります。


今回のブログで最初に取り上げた

WBC侍ジャパンの人気者ヌートバーが

センターですね。



守備範囲が広く、

快速を飛ばして前後左右に動き回る、

そこから素早く長い距離を投げる、

「動く長距離砲」

の要素はQBとしても非常に魅力的です。


塁が埋まっているときは、

ボールをキャッチしたあと

「どこに投げるべきか」

を瞬時に判断しなければなりません。


外野の深いところでフライを取った場合は

3塁走者のタッチアップ阻止のために大遠投

が必要となるため

「強肩・剛腕」

が求められます。




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【セカンド】

 

「内野の軽業師」

としてダブルプレーのキープレーヤーです。


NFLではArizona CardinalsのKyler Murrayが

有名です。


NFLとメジャーリーグの両方で

「ドラフト一巡指名」

を受けた凄いプレーヤーです。


たしかドラフト指名を受けたときの

ポジションはセンターだったと思います。

その他、ショートやレフトなど、

いろんなポジションも器用にこなす

プレーヤーです。


 

一・二塁間を広範囲で守りながら


取って素早く二塁に投げる、

取って素早く一塁に投げる、


など、体の向きを素早く変えながら

短い距離を左右に投げ分ける能力が求めら

れるポジションです。


スライディングしてくるランナーを避けながら

投げるなどの器用さも必要です。


いろいろな体制から投げるので、

オーバースロー

サイドスロー

アンダースロー

などを何でも器用にこなせなければ

なりません。



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【ショート】


「守備の要」

であるこのポジションは守備範囲が広く、

瞬時の判断で素早く前後左右に動く能力、

深い位置から一塁に投げ抜く強肩、 

素早く体を捻りながら二塁に投げる器用さ

など、

「動く中距離砲」

といったイメージです。


NFLではKansas City Chiefsの

Patrick Mahomesはピッチャーだけでなく

ショートとしても活躍していました。


と言うよりショートが本職で、

たまにピッチャーをやっていたそうです。


 

セカンド同様、
いろいろな体制から投げるので、

オーバースロー

サイドスロー

アンダースロー

などを何でも器用にこなせなければ

なりません。


ちなみにショートは英語で

”Shortstop”


カナカナで書くと

「ショーtストッ(プ)」

という感じですね。

語中のtはほとんど発音しませんが、

「stop」のティーは発音します。


英語の発音はアルファベットを見ている

だけでは発音できないこともあり、

難しいですね!



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【プレースタイルとのマッチング】

 

ピッチャーやキャッチャーは

「一箇所から投げる特性」

が強いポジションですので、


「ポケットパサータイプ」

に向いているように思います。


ショートパス主体のプレースタイルでは

右に左に素早く投げ分けられる

「セカンド」


ショート・ミドル系の左右の投げ分けは

「ショート」


自らの走力を活かす、ロールアウトからの

ミドル・ロング系のパスを活かせるのは

「センター」


かなと思います。


あくまで僕の主観ですが、


野球のポジションの特性と、

自チームのオフェンスの特徴を見極めた上で

QBを選ぶとオフェンスが機能しやすくなる

と思います。


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【QBを選ぶ上で大切なこと】


最後に、僕が

「QBを選ぶ上で大切」

だと考えていることですが、それは


「動くものにボールをコントロールする

センス」

です。


野球経験者でボールを投げることに慣れて

いても、

「動いているターゲットに投げる」

という経験はそれほどないと思います。


しかし、QBはそれとは違う

「動いているターゲットに投げるセンス」

が非常に大切です。


新入部員が入って来てキャッチボールをさせて

スパイラルのきれいな人を見つけると

「こいつ、QBにしよう!!」

とついつい思いますが、


スパイラルの良さと同時に

「動いているターゲットに投げるセンス」

は必ず確認したほうがいいです。


もちろんこのセンスは練習でも磨けますが、

3年間・4年間という短い期間で勝負する

学生レベルでは、最初からそのセンスを持っている人材を探し出すことも大切です。


とは言え、

「スパイラルがきれい!」

はQBとしては常に意識したいことでも

ありますし、レシーバーとしても

「取りやすいパス」

になります。


スパイラルについては以前書いたブログが

ありますのでよろしければ参考にして下さい。


「スパイラルのかけ方part.2 --- 手首は立てる?」 


欲張れるのであれば、QB選びには

スパイラルもよく、

動くターゲットに投げるセンスのいい人材

を、


もしひとつだけであれば

「動くターゲットに投げるセンスのいい人材」

を選びます。


スパイラルは技術的なことなので、

動くターゲットに投げるセンスよりも

練習で上達させやすいという理由もあります。


チームの行末を託すQB、

楽しみな人材がたくさん見つかりますように

🙏🙏🙏🤞🤞🤞