天動説と地動説 | 3人の子供達とのホームエデュケーション

天動説と地動説




ある日、子供達と公園から帰ってくる時



空には三日月がありました。




娘がそれを見て、

ママ〜、あのお月様が段々小さくなったら
夜になるってこと?

と聞いてきました。


それまで、天体関係の事は

太陽が東から出て西に沈む。

くらいの事しか教えてなかった、、、。



その時は、娘に

答えは教えず、どうだろうねぇ?

って保留にしました。














その後、娘に地球を含めた天体の事を

どうやって説明しよう。

何か良さそうな、本か動画がないものか。

と色々と検索してました。













コロナでしばらく閉館になってしまう

図書館でギリギリ見つけた一冊の絵本。




まだ、人類が天が動くと思っていた時から

地動説へ移行していく様子が書かれています。









つまり、この本の最初の人達が

まさに今の娘と同じ状況。




冒頭に海の先は大きな滝になっていると

思っていたと説明されてるんですが、


それを読んだ娘は、

だって、そうでしょ?!

って言ってました。



それを、暖かい眼差しで見守る

兄達。

彼らは、学校でそういうもんだと
教えられていたので、知っています。






絵本もページをめくるたび、

地面が段々丸くなっていきます。

大人の私でも、何回見ても

毎回違う発見や気付きがある素敵な、絵本。














何が正解かわからない時、

人間は不安になり、

答えを求めます。

不安から誰かのせいにしたり。

少数派の意見は聞かなかったり。

それでも、人間は学びながら進化して

来たんだと。


当時の人々の心の動きも見てとれるよう。














さて、絵本を読み終えた娘。

地球が丸いと絵本に教えてもらいました。

そして、地球が自転してることも。

公転してるとこまでは、

まだかな?














娘はしばらく考えて、

ママ、地球が丸いなら

なぜ人や物が落ちないの??


何でだと思う?


えーわかんない!

教えてーーー!



それはね、って兄達が

説明しようとしたので、

それを止めて、ゆっくり考えてみたら?

と伝えました。

だって、なんだかすぐに答えを教えるのが

勿体ない気がしたのです。


わからないから、想像力を働かせて

考える。ゆっくりじっくり考える。

なんて贅沢な時間でしょう。



因みに娘は、

地球の周りに透明のバリアみたいのが

あって、そのバリアが物を押し出す

力があるから?

と言ってました。

素敵な発想です。


兄達は、

いいなぁーわからないって。

めっちゃ楽しそうじゃん!

て言ってます、、、。















子供達のおかげで、私も

毎日、新たな発見や出会いが

あります。



次は重力についての

本探し、、、。





この道のあの先に何があるのか、

ゆっくり進んで行くのが一番楽しい。

わからないはそんな感覚。