臨床に戻りたくない看護師1
そもそも、なんで看護師に
なりたかったんだろ?
中学生の時に虫垂炎、膝の軟骨剥離
と2度の手術と入院を経験。
その時の医療者に対して不満を
持っていたんです。なんで、
もっとこうしてくれないのかな?
本当はこうしたいのに。
でも、ただの中学生がその不満や
希望を医療者に伝える事はできません
でした。
私が看護師になったら、もっと
患者さんの気持ちをわかって
あげられるかも…。
なんて、調子に乗った考えで看護師
を目指したことを覚えています。
専門学校に入って実習に出ます。
早くも壁にぶち当たります。
患者さんの意向に沿おうと思っても、
実習先の担当看護師から、行動する
前に根拠を必ず聞かれます。
なんで?って患者さんが
そうしてほしいって言うから。
というのが私の中の最大の根拠
だったのですが、それではダメなのです。
教科書的に?もっと科学的に根拠を
持たないと何もさせてくれません。
実習の評価も実習担当の看護師と
自分が合うか合わないかで、
大きく差が出ました。
(友人の中には常にできる人も
いました。)
段々、看護師の仕事が向かない
のではと思ってきてましたが、
その時の私は自分の心に気づかない
ふりをして、なんとか卒業し、
国家試験も合格することができました。