「ぜひ、、」と言いだした後に、「追って正式に連絡を致します。」と告げられて社長との最終面接が終了。
その場ですぐ採用決定ではないところが少し残念ではあるけど、前向きに検討頂いているという実感はある。
とりあえずこれで一社内定をもらえれば、残りの転職活動が大分やりやすくはなる。
強面で大人しそうな社長なだけに面接は終始緊張が抑えられてなかった気がする、、
PLとかBSの経営目線の話や営業の交渉に関する話、利益率の交渉に関する話、突然の英会話、、
色々突っ込まれまくって途中しどろもどろになって失笑を買いまくってた感が否めない、、恥ずかしい。
社員が皆リクルートとかJRとか超大手企業出身のエリートばかりで、そんな人達に交じって自分が仕事が出来るのかが不安でしか無いんですが、、、
頭の回転やら発想力やら、ポンコツな自分が果たしてついていけるのか、、自分に自信が無さすぎる、、
都内のそこそこ大きな百貨店に新卒で入社して、これまで7年8か月働いた。
百貨店に思い入れなんて一切無かったし、何なら大学の同期や先輩からはやや寒い目で見られていた。
実際内定者研修ではいつも孤立しがちで、入社後の研修中にあまりに会社に行きたくなくてバックレかけた事もあった。
同期の中で唯一一人食品部に配属された時は本当に安堵した。同期と関わるのがあまりに苦手だったから。
そんな人間が、よくもまぁ7年8か月も働けたものだと思う。
思えば、新卒の就活は本当に地獄だった、、
やりたい事なんか何も無ければ自分が民間企業でまともに働けるイメージがまるで湧かなくて危うく引きこもりニートになりかけていた。
部活とバイト以外に居場所は無いし、特段コミュニケーション力があるわけでもないし、人より秀でた能力があるわけでもない。
嫌なことがあるとすぐ自分を卑下して自分の中に逃げるくせがついてしまっていた。
大手企業に入ってバリバリ働いて同僚と飲みに行って交友を深めるようなイメージは湧かないし、かといって学歴だけはつけてきてしまったが故にハリボテの自尊心だけは崩せないから中途半端な企業には行きたくない。
公務員を目指すことも考えたが、安定を求めてるくらいしか動機が無く、最初からそこを目指すのはなんか違うという無駄な意識の高さを発揮して断念。
特に行きたい業界も無ければやりたい仕事もない。とりあえず就職したい(けどしたくない)。。
コミュニケーション能力と自頭の良さが全てのように見える社会人の世界への恐怖。。
そう思ったら面接受けること自体が恐怖になり、志望動機も上手く思いつかずに悉く面接は失敗した。
自分の強みなんてよくわからず、とりあえず体育会という環境にいたから「自主性」だの「積極性」だのありきたりな言葉を並べてみる。これまたハリボテ。。
面接に行く振りをして近所のサイゼリヤで一日本を読んで時間潰して、受けてもいない面接の結果を自信ありげに親に電話で報告する日々、、兄貴が仕事に行くのを見計らってからすぐ家に帰り、ロフトに引きこもってずっとスマホをいじっていた嫌な記憶、、
重たい腰を上げてようやく受かった会社が、百貨店だった。
(よくこんな人間採用したなと今でも疑問、、というかこんな性格のやつがまず行っちゃいけない業界。)
人事がすごく穏やかで話しやすく、部活やバイトの話をしっかり聞いてくれて安心感を覚えてしまったが最後、内定欲しさに我慢して面接を受けてようやく内定を頂いた。
コミュ障に加え、卑屈で尊大な困った性格を持ったどうしようもない人間が、よく接客業なんて7年もやったものだと我ながら感心する。
色々思い出してしまったが、とりあえず転職先の候補が一つできたのは、心理的な安心を得たという意味では非常にありがたい。
後一か月以外には全て決めたいところ、、最終的に私は何がやりたいのか、、