以前にこの日記に於いて智聖さんの事を誤って書いていた事が判明した為、
この場を借りて智聖さんそしてご覧になっていた方々にもお詫びをさせて頂きます。
河野智聖さんや私の事をご存じの方は、
それこそご存じのことでありましょうが、
私たちは野口晴哉先生そして(野口)整体を世に広めヨガとの統合を図られた岡島瑞徳師の許で
学びあった者です。
私が岡島先生に弟子入りをしたのは二十歳の時で1981年となります。
(それまでも先生とは様々な経緯があり、
弟子(研修生)として認められるまでも随分な期間があった事を、
今となっては懐かしく思い出します)
その後の私は岡島先生の鞄持ちといいますか、付き人といいますか、
ほぼ毎日(先生の休日には先生と共にお子さんの面倒をみるなど)一緒に過ごさせて頂きました。
先生曰く蜜月ですが蜜年でしょう。
私は先生の弟子になる前から先生のご著書は出版される毎に愛読し、
そして野口晴哉先生の本も全て読み暗記しておりました。
そのため先生には、この私の性格もあって、何度も何度もつっかかりました。
「野口先生はこう言っているのにどうして先生はこう伝えているのですか?」
…等々。
可愛い弟子ではありながらも、鬼っ子のようなやっかいな存在であったに違いありません。
更には、
先生からCS出版局長を任命され出版局の管理を任された時に、
先生がお持ちの野口先生の全資料(全生新聞その他)の管理を引き受けてからは、
もちろん貪るようにその資料を精読し、10代から続けていた野口晴哉先生の全著作のファイル化を充実させ、
余計に先生につっかかるようになっていました。
挙げ句の果ては、それらのファイル化したものから応急手当的なことをワープロでまとめ、
それを見たCSのスタッフのOさんが本にしようと仰って下さり、
何と久しぶりに先生が新著(自然体生活術)を出版した時に、その本を同時に出版したのです。
(製作まで何年かかかりましたのでおそらく1985年か私が25才になった翌年位だったと思います)
今では、それも先生のご好意だったと思いますが、
出版記念パーティーのあとの二次会(懇親会)が終え、
先生が一人帰られる時に、
「先生、私の本を読んで学んでください!」
…とまで言ったことを思い出します。
さすがの先生もその時には驚かれておりました。
そして、それからはまた更に先生に詰問することもありました。
そんな頃でしょうか河野智聖さんがCSにいらっしゃったのは。
時期の記憶は定かでは無いのですが、
その頃の私は先生の代わりに(整体法)初等講座を担当しており、(先生は中等からの担当)
河野智聖さんという武術界の若きリーダーがいらっしゃったという事がCSの中でも広まっていたのですが、
きっとその頃の私は、兄弟子、姉弟子何するものぞ、というか、
文字通り鼻にもかけず、ライバルは野口晴哉ただ一人と、天狗になっていた頃ですから、
気丈に生意気に振る舞っていたに違いありません。
端的にお詫びの文章を書こうと、この日記に向かったのに、
その頃の先生との事を思い出し、こんなにも長文になってしまいました。
ともかく、私の日記で智聖さんのことを間違った表現をしてしまったことがありました。
(それが判明したあと急ぎスタッフに、
そうした箇所がある日記を未公開とさせて頂きました)
その未公開にさせて頂いた文章の全文はまだ見れていないのですが、
スタッフからは、
「私の弟子であるのに河野智生さんは素晴らしい~」
というような一文があったとFAXしてくれました。
(私は現在、スマホはもちろんのことメール、電話、新聞など全く出来ていないのです。
なお一文は「今年の抱負」の中での“沖縄”の項だと後日知りました)
全くの誤りです。
河野智聖さんは私の弟子ではありません。
岡島瑞徳先生(CS)のもとに於いては上記の如く弟弟子という関係ではありましたし、
確かに直接教えていた時期はありますが、私の弟子という事では全くありません!
(もしも弟子であったとしたら、私はむしろ鼻高々であります)
また「智聖」を「智生」と、私は名前を書き間違えています。
(いまだに「ちせい」と打つと「智生」のほうが出てしまうためので気をつけなくては!)
どちらも私の完全なミスです。
一つは「弟」という文字を抜かしていたこと。
もう一つは名前を打ち間違えていたこと。
人には「名前は絶対に間違えないように」と言っているくせに、
(それも岡島先生から受付時に教わりました。
「まずは整体(指導)を受けられる方の名前を覚えること」)
それなのに自分自身がこのような過ちをしてしまいました。
智聖さんには本当に申し訳ありません。
そしてまた、その日記をご覧になった方々にも、
この場を借りてお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
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智聖さんのことは、
先日三月九日でしたか京都での「整体法はじめの一歩」でも、
冒頭より智聖さんが秘伝に書かれた文章を読み上げさせて頂いたように、
(私の説明よりも余程良いためです)
特にその情報量、知識量、そして文章力その他、
とても現在の私の及ぶところではなく、
大変尊敬しております。
きっとそれは今後もそうでしょう。
(私は私が出来ることをするしかなく、
ほんとうは私の得意なことで好きなことだけをしたく思っておりますが、
私でしか出来ないこともあるので、
それを伝えたく野口整体とか野口晴哉先生の名前を借りて活動していおります)
ともあれ、
私のその日記をお読みになった方々には、この場を借りて改めてお詫び申し上げます。
もちろん智聖さんにも低頭でお詫び申し上げます。
また、その日記をご覧になっていない方にとっては、
改めて河野智聖さんの素晴らしさ凄さを知って頂きたく願っております。
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お詫びをこめて。
合掌