野口晴哉師の著書でご存じの通り、
4月の整体(指導)は一年で最も効果が上がる。
それだけでなく、
師も「春の整体(指導)は刈り取り」と仰る通り、
それまで受けてきた整体(指導)の効果を引き出す時である。
それを知ってか知らずか、
昨日、今日と連日で整体(指導)を活用された方もいらっしゃる。
おそらくは知らずに、
遠方(鹿児島)からいらした故に集中的に受けられたかっただけなのかもしれない。
しかし偶々とはいえ、
この時節の変化に伴い、
変化は大きい。
整体(指導)は何のためにあるのか?
一重に天心のためである。
手当てを通しての
体からのアプローチが主体であるが、
体からのアプローチによって、
体を消す。
天心に戻す。
それを“整体”という。
一昨日は、パラマハンサ・ヴィシュワナンダジのダルシャンの日であった。
伺い、当日ご挨拶をしたい、と聞いていた神尾学さんと歓談する。
(神尾学さんには7月20日に講演を頼まれたのであるが、
ヴィシュワナンダジの弟子の隆子先生とご縁があるらしく、
私がダルシャンに参加することを知り、
そこで挨拶をしたいとのことであった。
ちなみに、7月20日の講演に興味のある方は、
以下をご参照下さい。(今、検索をしたら↓見つけた次第) )
その時にもお話ししたのであるが、
野口整体の活用法。
単に健康になり、
ではなく、“整体”つまり天心に戻るための活用法に180%変えたという話。
健康や治癒はオマケである。
しかし、藤田一照老師にも言ったように、
「一照さん、そのほうが悟ってしまうでしょう」
と同じ原理。
つまり、曹洞宗的な特に一照さんや澤木興道老師の禅は、
かえって大きなオマケが生じやすい。
そう言ったときの一照さんの微笑みを思い出す。
(而してそこには“そのオマケ”にも捉われない、という薫りがあった)
春の整体(指導)の効果は素晴らしい。
否、冬の整体(指導)の効果も素晴らしい。
しかし、それは大きなオマケに過ぎない。
そんな身体が心がどうなる、ということよりも、
そんな身体や心に捉われない位の状態にすることを目的とする。
私たちの(野口)整体は。
目的どころか実際にそのように出来つつある。
まだまだ完成とは言いたくないが、
どのようにしてこの方を“整体”に近づけるか、
戻していけるか、
それに、更に精進したい。
これをご覧になっている方々も
野口整体の醍醐味を味わいたかったら、
そして、それを“整体”という
野口晴哉師の求める方向性で体験されたかったなら、
私たちを活用してほしい。
神尾学さんとの歓談の最後にも言った。
「体を通して体を消す」
と。
続く神尾学さんの
「そこが野口整体と野口晴哉師の違いかもしれません」
という言葉を聞き、
私をして微笑んだ。
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天心と共にある“整体”のためにこそ“氣道”はある。
整体(指導)はそのための個人指導だ。
ど真ん中は【氣道の学校】。
そのまたど真ん中は【空の学校】(心の学校advance)である。
→興味はあるのだけど、最後の一歩がなかなか踏み出せない。
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