(この記事は、スタッフ永井が投稿しています)

 

いよいよ9月1日より配信開始となる【ぼけ講座】

講座が開催された1月15日直後に長谷川先生から

お預かりしていたコメントをご紹介させていただきます。

(なお、この文章は、11月より発売開始となるDVDチラシ用に書かれたものです)

 

〈講師からのコメント(講座後)
 

心理療法のアプローチを大きく分けると「論理」「行動」「認知」であり、

その中でも「認知」がミルトン・H・エリクソンの手法であると吉本武史先生より教わった。

『地図は領土にあらず』とも。

そう。私たち人間は動物と違い「認知」を通して現実を捉えている。

起きてから寝るまで自分の思考で作り出した地図の中で過ごしている。まるで孫悟空のように。

それ故、人生は一人相撲と私は言う。

しかもその思考は無意識から生じている。

「認知」はあくまで意識で捉えた認知に過ぎない。そこに正否は無い。

ボケのことを認知症とも呼ぶ。

思考を超えた本当の私(タオ、空、神)からすると、人間は認知に寄り掛かって生きている生物であり、

そしてまた正否が無い故、ボケと言った時点で認知障害となる。

否、正否が無い故、正しいと主張すれば全員認知障害と言っても良い。

その意味では、人間は全てボケている生物である。

真の意味でボケた時のみ、あるべく真の人間に戻る。

 

(吉本武史先生は通常の意識状態のほうがトランス(催眠)状態なのである、と仰っていたが然り。

 意識のみならず無意識までもがトランス状態の時、人は真空という本当の私に戻っている。

 そこにトランスは無いが、そこで醒め抜いた更なる意識が在る時、人は本当の私に戻った感覚も持てる。)

 

この講座で最も伝えたかったことはそれであり、

そしてまた同時に、それを前提として講座を進めている。

しかし講座にいらした方でこういう気持ちを持つ方もいらした事だろう。

「なるほど!と分かった。

 しかし家に帰ったら本当にとんでもないのですよ。まさに地獄だったのです」

それでも、私はこの講座に戻る。

それは最後に読み上げた利他の真意としての野口晴哉先生の言葉ではない。

上記したこの講座の前提、伝えたかった事である。そしてそれは氣道の立処でもある。

 

この講座ではそれを様々な角度から述べたつもりである。

しかしご覧になった方の「認知」によってそれがどのように伝わるのか。

そのため敢えてご覧になる前のキーワードを言う。それは

「今、幸せであること」。

 

人生を、地獄を天国にする鍵をこのDVDに見つけてくれれば幸いである。